Kinocast 3月30日号
第7回 青木和雄 吉富多美 『ハッピーバースデー』
インタビュー:『ハッピーバースデー』編集担当:金の星社編集部 ノンフィクション編集部 斎藤さん
取材を終えて
第7回目の「あの本に会いたい」は、金の星社の「ハッピーバースデー」。 「ハッピーバースデー」という作品はもともと97年刊行の児童書だったのですが、幅広い世代へ向けて改訂され文芸書になりました。 本当にドキッとするほどショッキングな物語だらけで、私にはびっくりなのですが、インタビューの中で子供達からの反響、そしてお母さんたちからの反響へと移る経緯をお伺いしてさらに驚きました。 斎藤さんのお話からは子供達を大切にしたい願いと、ロングセラーのこの作品への想い、 そして現実がじわりじわりと迫るようでした。 インタビューでは作り手しかしらないこの物語が出来上がるまでのストーリー、そして反響。現在と10年前の状況など数々のお話をお聞きすることができました。 みなさんも聴いてみて下さいね。


- 『ハッピーバースデー』担当編集 金の星社編集部 ノンフィクション編集部 斎藤さんにインタビューを行いました。
- ハッピーバースデー
- 価格:¥1,260
- 出版社:金の星社
- 出版日:2005/4
- 書店で購入
-
実の母親に愛してもらえず、誕生日さえ忘れられてしまった11歳の少女・あすかは、声を失ってしまう。 「ああ、あすかなんて、本当に生まなきゃよかったなあ。」 自分の思い通りに成長した長男に比べ、できの悪い娘あすかに容赦ない言葉を浴びせる母静代。
親と子、互いに傷を負った家族を中心とした、愛をめぐる再生のお話。 いじめ、障害などさまざまな問題を描きます。
涙なしではすごせない、感動作です。
- 無実
- 価格:¥800
- 出版社:ゴマブックス
- 出版日:2008/3/10
- 書店で購入
コメンテーターの目
1982年にオクラホマの小さな町で、21歳の女性が何者かに殺されるという事件が起こりました。警察の捜査は行き詰まりを見せていましたが、事件から5年後、地元に住む元野球選手とその友人が唐突に逮捕されます。
この本は、この実際に起きた冤罪事件を克明に描いた、ノンフィクション作品です。
このときの捜査は極めてずさんと言ってよい内容で、物的証拠は皆無、ほぼ担当捜査官の思い込みでおこなわれたものでした。
しかし、無理やりに近い形で証拠を作り、陪審員を誘導し、犯罪者を作り上げることに成功するのです。
この本は、直接的には警察の調査の手法への批判を含んでいます。官の威光を背景とした、そして公平性を欠いた捜査についてです。
この本を読むと公というものの怖さを感じます。
力を背景とした強引な捜査はもちろん、それに付き添う専門家の存在、公務員という仲間内に甘い裁判官など、一体化した不正の可能性への恐怖を感じました。
また、素人がおこなう、陪審員制度の問題点を浮き彫りにしています。
現在では、科学捜査の進歩からこのようには行かないかもしれません。
でも、不正な操作や一体化した捜査などは、最近でもよく聞く話です。
この本を読んで、冤罪事件について知り、本当に必要な公平性の捕らえ方などを考えてみてください。
このコーナーでは、毎週リスナーからのお便りを紹介していきます。
新生・Kinocastではリスナーの皆さんのお便りをたくさん募集しております。
今後みなさんのご意見やご感想など、Kinocastサイトでも紹介していきたいと思いますので、
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Kinocast 3月23日号
第6回 講談社 『週刊 モーニング』
インタビュー:モーニング編集部 佐渡島庸平さん「宇宙兄弟」「働きマン」など担当編集
取材を終えて
第6回目の「あの本に会いたい」は週間マンガ誌「モーニング」。 マンガ誌がどうやって作られているのかというメールを頂きましたよ。 そこで今回インタビューさせていただいたのは、講談社のモーニング編集部佐渡島さん。 どうやって毎週マンガが掲載され続けているのか?本当に素朴な疑問ですが、そこにはやはり多くのドラマがありました。 私も「え?」と一瞬驚くようなびっくりするコメントもありましたが、編集という仕事と編集長さんという存在が少しまた違った角度から垣間見えましたよ。 佐渡島さんは淡々とまっすぐと語ってくれましたが、やっぱり沢山のマンガの中から面白いと思う作品を選んでいく目には自信が溢れているようでした。 モーニングは大人の男性の読者層の多いマンガ誌ですが、そのためのこだわりのお話も楽しかったですよ。ぜひ働くみなさん、聴いてみて下さいね。 私もこれから「モーニング」を購読したくなりました〜♪


- モーニング編集部 佐渡島庸平さん(「宇宙兄弟」「働きマン」など担当編集)にインタビューを行いました。
- 週刊 モーニング
- 価格:¥300
- 出版社:講談社
- 出版日:毎週木曜日
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講談社発行の週刊漫画雑誌。毎週木曜日発売。
現在連載中のマンガに、「バガボンド」「働きマン」「ピアノの森」「クッキングパパ」「専務島耕作」などがある。

- 宇宙兄弟 第1巻
- 価格:¥580
- 出版社:講談社
- 出版日:2008/3/21
- 書店で購入
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宇宙飛行士になるという夢を供に追いかけていた、南波六太(ムッタ)と日々人の兄弟。
いつしか時が流れ、弟の日々人が念願の宇宙飛行士になる一方、兄のムッタは会社をリストラされ、仕事探しに追われる毎日であった。
そんなさなか日々人から送られてきたあるメッセージをきっかけに、再びムッタも宇宙飛行士への夢へと走り出す…。
アクティヴなジジイが主人公の「ジジジイ-GGG」など、ハートフルな作風で知られる作者の描く、夢と現実の狭間、兄と弟の心の交流。ちょっと不器用なムッタ君を中心にした物語は、今回り始めたばかりです。
- ゆうき式 ストレスクリニック
- 価格:¥1,260
- 出版社:ナナ・コーポレート・コミュニケーション
- 出版日:2008/2/23
- 書店で購入
コメンテーターの目
仕事に疲れたぼくは、ある日、新宿歌舞伎町界隈を歩いているとふと、こんな看板に目に留まった。
「新宿の妹は、こちら」
こんなような冒頭部から始まる、ストレスをいかにしてエネルギー源にするかという方法を描く一冊です。 冒頭部からみて、とても変わったテイストを見せ付けてくれますが、それがまさにゆうきゆうさんの本という感じです。
会話形式でわかりやすく、楽しく読める心理の本。ゆうきゆうさんは、精神科医の方なんですが、大人気のメルマガ「セクシー心理学」をご覧になるとわかるとおりとても面白い文章を書く方です。今回の本もゆうきゆうテイスト満載。この「新宿の妹」へ、うっかり入ってしまった「ゆき」が、そこにいた精神科女医「生子」に、カウンセリングを受けていくという会話形式で展開されます。悩みを紙に書いて、それに対して答えていく。こんな方法で、「失敗が恐くなくなる方法」「口ゲンカで負けない方法」「相手に感謝される究極のテクニック」など、ストレスを解消するテクニックを教えてくれます。
こんな書き方をしていますが、中身は非常に役に立つテクニック満載ですので、 とにかく仕事でストレスを抱えてしまうという方には、とてもお勧めしたい本です。
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Kinocast 3月16日号
第5回 ジョン・ウッド(著) 矢羽野薫(訳) 『マイクロソフトでは出会えなかった天職―ぼくはこうして社会起業家になった』
インタビュー:『マイクロソフトでは出会えなかった天職―ぼくはこうして社会起業家になった』編集担当:ランダムハウス講談社第一編集局 ノンフィクション編集部 常盤亜由子さん
取材を終えて
第6回目の「あの本に会いたい」は「マイクロソフトでは出会えなかった天職―ぼくはこうして社会起業家になった」
今回インタビューさせていただいたのは、ランダムハウス講談社の第一編集局 ノンフィクション編集部常盤さんでした。
これから新しいことを始めたい方、諦めてしまっていた方、悩んでいる方にはおススメです。
着実にそして大胆に行動するジョンの姿に勇気が出てきますよ。
この本に出会った編集者の常盤さんはアメリカでの発売前から原稿を手にして感動したとか・・
実は私たちのトークは20分にも及びました。
それでもお話が続きそうでしたが、時間の関係で終了。
残念です、全てをお伝えできなくて。
常盤さんは落ち着いた物腰の女性でしたが、キラキラしながらずっとお話してくれたのがとても印象的でした。
この1冊の本との出会いから本として出版されるまで。その情熱をしっかりと感じてきました。
ブルー・グリーン・オレンジのカバーを目にしたら手にとってみて下さい♪


- 『マイクロソフトでは出会えなかった天職―ぼくはこうして社会起業家になった』担当編集 ランダムハウス講談社第一編集局 ノンフィクション編集部 常盤亜由子さんにインタビューを行いました。
- マイクロソフトでは出会えなかった天職―ぼくはこうして社会起業家になった
- 価格:¥1,680
- 出版社:ランダムハウス講談社
- 出版日:2007/9/20
- 書店で購入
-
マイクロソフトで出世街道を歩き、エリートとして活躍していた、ジョン・ウッドさん。しかし、あるとき、長期の休暇をとり、ネパールのトレッキングに参加しようと思い立つ。そこはとても美しい世界。しかし、厳しい現実を目の当たりにします。たまたま立ち寄った地元の学校では、どう見ても定員35人の教室に70人の生徒たち。つづいて案内された図書館には、わずか数冊の本しかありません。ウッドはこのとき、校長とひとつの約束をします。子供たちが生涯、本を好きになれるようなすばらしい図書館をつくるために、本を持って学校に戻ってくると。
インターネットカフェから150人の友人知人にメールで訴えかけます。「だから協力してください! 送料や手数料は、すべて僕が負担します。友だちにも声をかけて! だれだって、人生で何かを変えたいと思っている。そのチャンスです。みなさんにとっては小さなことでも、貧困と故郷の孤立ゆえに教育を受けられない子供たちにとっては、大きな変化を起こせるのです。「最悪の選択肢は、何もしないこと」
その後、ウッドは、NPO「ルーム・トゥ・リード」を立ち上げ、マイクロソフトでのビジネスマンとしての経験を生かしながら、短期間で大きな成果を挙げています。
本国アメリカでも称えられ、いまや押しも押されもせぬ社会起業家として世界各国から注目されている著者の物語です
- 4.5畳の恋人。―極狭ワンルームにふたりで住む、ひとつの恋愛物語
- 価格:¥1,365
- 出版社:ゴマブックス
- 出版日:2008/2/10
- 書店で購入
コメンテーターの目
この本は、いわゆるブログ本。
著者、勇太郎さん(IT企業勤務)と一級建築士・夏子さんのノンフィクション日記です。
基本的には、彼らの日記が綴られているだけ。
でもそれが面白いんです。
4.5畳という狭い生活空間。
当然プライベートなどありません。
そんな中、何かと自由に暮らす夏子さん。
よく言えば正直、悪く言えばわがままな行動で、勇太郎さんを翻弄し続けます。
「夏子が幸せだと、勇太郎も幸せ。なら勇太郎は今幸せでしょ?」
自分本位に物事を動かす夏子さんに、惚れた弱みか文句を言いながらも従う勇太郎さん。
この本は、そんな二人の行動とそのやり取りを楽しむ本です。
勇太郎の境遇とその突っ込みに笑うもよし、自然に振舞う夏子さんに共感するもよし。
素直に楽しい一冊です。
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Kinocast 3月9日号
第4回 川口晴『犬と私の10の約束』
インタビュー:『犬と私の10の約束』編集担当:文藝春秋第二出版局 副編集長 馬場智子さん
取材を終えて
第6回目の「あの本に会いたい」は「犬と私の10の約束」
今回インタビューさせていただいたのは、文芸春秋 第二出版局馬場さんでした。
映画公開と合わせて読んでいただきたい作品です。
私たちと犬との関係、その何ものにもかえがたい関係性の大切さが胸にせまります。
馬場さんにはお便りを元に10の約束から本を書いたきっかけやみなさんからの感想なども聞かせていただきましたよ。
もちろんこのストーリーのあかりの想いについてもふれながらお話しているので読んだ方もまだの方も楽しめると思います。
また「犬と私の10の約束」刊行に合わせて一般募集した「私と犬の約束」
その多くの約束の中から収録された「約束-最愛の犬たちへ-」。
こちらも合わせて読むと、感動はもちろん、愛犬への気持ち。愛おしさ、さらに溢れます。
みんな犬が大好きなんです☆


- 『犬と私の10の約束』担当編集 文藝春秋第二出版局 副編集長 馬場智子さんにインタビューを行いました。
- 犬と私の10の約束
- 価格:¥1,200
- 出版社:文藝春秋
- 出版日:2007/7/30
- 書店で購入
-
母はその子犬を見て「犬を飼うときには、犬と10の約束をして」と幼いあかりに約束をさせた・・・・・・。
1私と気長につきあってください。
2私を信じてください。それだけで私は幸せです。
3私にも心があることを忘れないでください。
4言うことをきかないときは理由があります。
…ゴールデンレトリバーの「ソックス」はある日、家にやってきました。
彼を飼う時、母は幼いあかりに10の約束をさせました。 その母が急死し、そしていつもあかりの側にいてくれたソックス。しかし…あかりの成長と家族を描く作品。犬と人とのかかわりを描きます。
今週から劇場公開を控える、話題作です。
- よつばと!
- 価格:¥1,260
- 出版社:メディアワークス
- 出版日:2003/8
- 書店で購入
コメンテーターの目
元気な女の子の「よつば」とその「とーちゃん」がある日、町に引っ越してきます。 その日から始まるどたばたした日常。
表情豊かで好奇心旺盛なよつばは、いつも目の前の楽しいことに夢中で周りを引っ掻き回します。 隣にすむ綾瀬家の3姉妹やとーちゃんの友人ジャンボなど、さまざまな人を巻き込み騒ぎまわるよつば。 でも彼女の笑顔には回りをひきつけるものがあります。 また、ちょっと変わっているけれど、しっかりとそんなよつばを見守るとーちゃんや、周りの大人たち。
そんなさまざまな人の暖かさにあふれる漫画です。 ぜひ、日常に疲れたとき、休みたいときに読んでみて下さい。 楽しいあのころや忘れかけていた生活を思い出すかもしれませんよ。
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Kinocast 3月2日号
第4回 勝間和代『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』
インタビュー:『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』編集担当:光文社新書編集部 副編集長 小松現さん
取材を終えて
第5回目の「あの本に会いたい」は勝間和代著「お金は銀行に預けるな―金融リテラシーの基本と実践―」今回インタビューさせていただいたのは、副編集長の小松さんでした。
小松さん自身がこのタイトルを決めたということでした。 金融関係の本が沢山出ている中で、この非常にインパクトのあるタイトルは不意に起きた環境から生まれたそうでした。
改めて1冊の本が誕生するには多くの方の考えがつまっていてドラマがあるんですね。 それにしても金融関係の本はほんとに難しいけれど、この本はこれから運用を考えている方には教科書として持っているといいかもしれませんよ。
どうして銀行に預けるな・・なのか?
お金の流れを考えるきっかけになるかもしれませんね。


- 『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』担当編集 光文社新書編集部 副編集長 小松現さんにインタビューを行いました。
- お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践
- 価格:¥735
- 出版社:光文社
- 出版日:2007/11/20
- 書店で購入
-
自分のお金は自分でコントロールする―。
年金問題など将来に不安がある中で、自分のお金をコントロールして、「自分の安心を買い」「生活をよりよくする」ために必要な考え方とノウハウを教えてくれます。
この本の特徴は、どういう株を買うといいというような本ではなく、金融について詳しくない人に無理なく運用できる金融を教えてくれること。金融なんてわからないという人にも読んで欲しい一冊です。
- 夢をかなえる「そうじ力」
- 価格:¥1,260
- 出版社:総合法令出版
- 出版日:2005/8/4
- 書店で購入
コメンテーターの目
そうじをすることであなたの運勢が変わり、幸運がもたらされます。と聞いて、あなたはどう感じるでしょうか?「そうじ」だけで幸運になる。さすがに疑わしいと思うかもしれませんね。でも考えてみてください。そうじがきちんとされている会社とそうでない会社。あなたが行きたいと思うのはどちらですか?またきれいな場所にいるときと汚い場所にいるとき、どちらのときに良い思考ができますか?この本では「そうじ力」として、そうじの効能やそのやり方が載っています。「そうじ力」によって「多くの人に幸せになってもらいたい。」という著者の思いの伝わる一冊です。そうじ自体は確実にしたほうが良いと思いますので、苦手な人は特にぜひ一度読んでみてください。
このコーナーでは、毎週リスナーからのお便りを紹介していきます。
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Kinocastは、紀伊國屋書店から発信される、ポッドキャスト対応ウェブラジオ番組です。









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