だれかに話したくなる本の話

充実した「ひとり時間」を過ごすためのポイントとは

週末に予定を詰め込み過ぎて、疲れたまま月曜日をむかえてしまう。逆に週末ずっとダラダラ過ごしてしまったと罪悪感を覚える。

気持ちよく週明けをむかえられないのは、週末や平日に、自分の意思で決めてつくった時間を思い切り集中して過ごせていないからだろう。
良い週末を過ごすには、自分で決めて、意図を持ってつくった「ひとり時間」を普段から楽しむことが重要となる。

『週末ひとり時間』(池田千恵著、三笠書房刊)では、週末をアクティブな活動だけでなく、家から外に出なくてもできるひとり静かに自分と向き合う方法や具体的な「ひとり時間」のつくり方を紹介している。

■「ひとり時間」のスケジュールを立てるときの3つのポイント

「ひとり時間」にこれを頑張ろうとやる気になっているときほど、無理のあるスケジュールを立ててしまいがちだ。

そんなスケジュールを立てることにならないためには、「いつもよりちょっとだけ頑張れば、なんとかできるだろう」という目標を作り、それを日々クリアしていくことで自信を深めることができる。
毎日のちょっとした頑張りが自信になり、「これだけできたから大丈夫」という余裕が生まれてくるのだ。

本書の著者である池田氏が目標を設定するとき、心がけているポイントは3つあるという。それは、「1.1週間単位で」「2.数字で見えて」「3.ちょっと頑張れば5日間で」クリアできる目標を立てること。

1日でこれをやるという細かいスケジュールを立ててしまうと、1日でもできない日があると全部の計画が狂ってしまう。だから、まずは1週間で達成できるような目標を立てよう。
そして、「早起きを頑張る」といった曖昧なものではなく、目標は数字で測れるものにする。自分が前に進んでいる感覚を身体に覚えさせていくと、目標のハードルを上げていくことが可能となる。そのためにも、数字で見えるもののほうがいい。

また、1週間のうち、2日サボってもOKと決めて、無理のないスケジュールを立てて、目標に取り組むことが重要となる。

 ◇

「ひとり時間」を充実して過ごすことが、週末や日々の充実につながるはずだ。

本書から、どのようにひとり時間の時間をつくり、計画を立て、集中して過ごすヒントを得て、自分のためだけの時間を有意義に過ごしてはどうだろう。

(T・N/新刊JP編集部)

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T・N

ライター。寡黙だが味わい深い文章を書く。SNSはやっていない。

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