だれかに話したくなる本の話

あなたが「すぐやる」ための強力な味方となるツールとは?―連載「すぐやる!」第3回

今日はクリスマス・イブ。会いたい人がいる、にも関わらず仕事がタンマリ…。後回しにしていた「アレ」も「コレ」も積み重なっている。しかも年末、明日までにどうにかしないと…。

 そんなとき、ふと思う。「なんですぐやらなかったんだろう」。

 皆さんも「すぐやらなかった」ことで後悔することは、大なり小なり存在することだろう。そんな「すぐできない」で失敗してしまう皆さんに勧めてきたのが、日本実業出版社から刊行されている『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(久米信行/著)だ。

 3回にわたる本連載。第1回では本書に掲載されているどうしても億劫になりがちな31の「できない」項目の中から10項目をピックアップし、どの項目が最もできないのかを調査した。前回では、10項目すべてに「あてはまる」に〇をつけた「キング・オブ・ものぐさ」に本書を読んでもらい、本書を読んでどう変わったかを話してもらった。

 最終回となる今回は、アンケートの結果で1位となった「出会いが「おつき合い」にならない」を克服するための本書に掲載されている技術、そしてその「すぐやる」をさらに効果的にするための具体的な技術を紹介していく。

■ブログを効果的に使え!

 本書で通じて登場するのは「ブログ」の存在だ。例えば「最初にメールを送るとき、どう書けばよいのかわからない」という項目では、あらかじめの事前準備として相手のブログなどを閲覧し、情報収集をせよと述べている。

 また、自身でブログを持つことも重要だ。上手くメールを書き面談にこぎつける。その面談後のフォローで自身のブログがとても使えることになる。面談後、ブログに面談相手が面談時に言った“最も印象に残った言葉”をもとに書いたお礼の記事をエントリーする。その記事のURL載せた礼状やお礼メールを送ると…?

 ブログは個人の情報発信の場であると同時に、ブログ読者とのコミュニケーションの場でもある。さらにいえば、そのブログがあなたの印象を決めてしまうかも知れないのだ。逆に言えば、それは如何様にもチャンスとなる。本書にはそのブログを使ったチャンスのつかみ方や、ブログで自分の表現力を鍛える方法なども掲載されており、ブログの奥深さを知ることができる。

■名刺を見極めろ!

 名刺は初めて人と面会したとき、自己紹介代わりに交換する、いわば、あなたの分身だ。逆に言えば名刺を見ることでその人がどんな人であるかを把握することも可能である。

 本書では名刺の見分け方について、つくりが凝っていたり、自分のモットーが書かれていたり、自己主張が強い名刺があればチャンスだと述べられている。普通の名刺と違いがあったり情報量が多ければ、名刺を介して質問しやすくなるのだ。例えば「素晴らしいモットーをお持ちですね」と問いかけてみよう。インタビュアーに徹するのだ。そこから話を広げていくことができる。

 また、もちろん普通の名刺でも「今はどんなお仕事をされているのですか?」といったお決まり質問で良いのだ。とにかく名刺を介して相手がすぐ答えられる「簡単な質問」をするのが、交流のはじまりなのだ。

◇   ◇   ◇

 いかがだろうか。人とすぐ仲良くなりたい、この付き合いを続けていきたいと思うならば、「嫌われたら」「機嫌悪くさせてしまったら」などを考えてはいけない。
 あらかじめ情報を仕入れること、それは相手のことをよく知ることであり、そして相手にお礼を述べること、それは最大の敬意をはらうことだ。その2つは「ブログ」を通じてより効果的になる。
 また、名刺という小さな紙を通してすかさず情報を読み取る。そして自分がインタビュアーとなって「質問」する。「すぐやる」には、瞬時の判断と大胆ともいえる積極性が必要といえる。

 もうすぐ2008年も終わり、新しい年がやってくる。1月1日からスタートダッシュを決めるために、「すぐやる」は既に始まっているのだ。1月1日からはじめても、もうそれは遅い。本書を片手に「すぐやる」自分になるために、今すぐ行動をしてみよう!
(新刊JPニュース編集部・M)