だれかに話したくなる本の話

簡単に理解できる“ラテラル・シンキング”の基本―【書評】『3分でわかるラテラル・シンキングの基本』

以下の問いを考えてみてください。
 前も後ろも左右も逃げ道がない渋滞の上り坂で、相手の前の車が下がってきたら、あなたならどう対処しますか?

 もし、この問題をロジカル・シンキングで考えるとしたら、車が下がってくること前提に「クラクションなどを鳴らし、相手に自覚させる」か「自分も下がり、相手から逃げる」という答えを思いつくでしょう。
 相手に注意を促し、自分も逃げ、その間にどうにか対処する時間を作る―極めて妥当な判断といえます。

 しかし、もし乗車している人でも制御できないトラブルだとしたら? クラクションを鳴らし自分が下がることも、加速度をつける結果になり被害はより拡大します。
 ではどうすればいいのか。

 ここで役立つのが「ラテラル・シンキング」です。

 ラテラル・シンキング―いわゆる「水平思考」はロジカル・シンキングのような論理的な思考方法ではなく、革新的な発想を生み出すための思考です。日本でも今から40年前、行動経済成長期に紹介され、一大ブームを巻き起こしました。
 本書はそんなラテラル・シンキングの方法がコンパクトにまとめられている一冊です。

 冒頭の問いの答えですが、本書を手に取り、お確かめください。もう答えは分かっていると思いますが…。
(新刊JPニュース編集部)

◆『3分でわかるラテラル・シンキングの基本』
著者:山下貴史
出版社:日本実業出版社
定価(税込み):1470円
発売中