だれかに話したくなる本の話

独特なイラストで「数」の見方を変える一冊―【書評】『数字のモノサシ』

表紙のユニークなイラストを必ず一度はどこかで見たことがあるはず。

 そう、本書『数字のモノサシ』著者の寄藤文平氏はJTの広告である「大人たばこ養成講座」をはじめとして、ブックデザインやイラストなどの分野で活躍するアートディレクターだ。

 そんな寄藤氏が新刊で挑んだのは、数字と人間のココロ。

 例えば、100円のサンマが20円値引きているときの20円は重要だと思えるが、100万円の自動車を買うときの20円はどうでもよかったり…。

 絶対値であるはずの数字が、状況によって受け取り方が変わってくるなんてケースは考えてみればいくらでもあるが、確かに面白い。

 しかし、寄藤氏の真骨頂はやはりイラスト。数字の不思議な感じ方を寄藤氏のユニークなイラストと共に掲載しており、このイラストの面白さはやはり実際に読んで頂かないと分からないだろう。

 「確かにそうだ!」という発見に溢れた一冊。ベストセラーとなった『死にカタログ』(大和書房)に続く第2弾、「数」に弱いといっている方にこそ、お勧めだ。
(新刊JPニュース編集部)

◆『数字のモノサシ』
著者:寄藤文平
出版社:大和書房
定価(税込み):1575円
発売中