だれかに話したくなる本の話

英米で人気の正統派ファンタジー小説が日本上陸

英米で人気沸騰中の正統派ファンタジー小説が、ついに日本上陸だ。
 株式会社白夜書房は6月23日に『キングキラー・クロニクル 第1部 風の名前』の上巻・中巻・下巻3冊を同時に刊行する。著者はパトリック・ロスファス氏。訳者は山形浩生氏、渡辺佐智江氏、守岡桜氏。定価は各1995円(税込み)。

 寂れた宿屋の老主人であるコート。彼はかつて世界のほとんど半分を手に収めんとした魔法使い・コート=クォートの世を忍ぶ仮の姿であった。クォートは、その正体を見抜いた歴史家に促され、自らの記憶を語りはじめる。
 クォートは子どもの頃、両親とその旅一座を謎の集団「チャンドリアン」に惨殺されていた。その復讐を誓う少年・クォートはわずか15歳で秘術士を育成する「大学」に入学する。そんなある日、彼の元に、「トレボンの町に『青い火』が現れ、結婚披露宴に集まった人々を皆殺しにした」との話が耳に入る。そして、トレボンの町へ向かった彼は数奇な運命に巻き込まれていく…。

 本書は、英米では『ハリー・ポッター』完結後の正統派ファンタジー小説をリードする作品として話題を呼んでおり、世界20ヶ国以上で翻訳出版が決定している。3冊、計全92章からなるストーリーに、手に汗握って欲しい。