だれかに話したくなる本の話

「カッコいい大人」ってどんな人?―カリスマ飲食店経営者の対論集の裏側を探る

7月に出版され、発売3日で増刷が決まるなど話題を呼んでいる『僕たちの“夢のつかみ方”をすべて語ろう!』(学習研究社)の出版記念講演会が11日、東京都の日暮里サニーホールにて行われた。
 新刊JPニュース編集部はこの講演会を直前に控えた著者、中村文昭氏と大嶋啓介氏の2人とコンタクトを取ることに成功。たくさんの読者に夢を与えている本書の裏側について話を聞いた。

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 本書は宣伝費ゼロ、口コミだけで年間スケジュールが埋まってしまうという超人気ウェディングレストランを経営する中村文昭氏と、日本一熱い朝礼で有名な居酒屋「てっぺん」を率いる大嶋啓介氏による対論集だ。「カッコいい」から「夢」「幸せ」「失敗」「仕事」など7つのテーマに対し、それぞれの考えを述べている。
 では、なぜ、「飲食業界のカリスマ経営者」である2人が対論集を出版することになったのか。それは、ある教育系のイベントでの企画がきっかけだった。

「最近は親が悪いとか、教育委員会が悪いというように、悪い人間を掘り下げて問題を解決しようという風潮があります。でも、それでは『人間力』を持った子どもは育ちません。輝いている人から良い影響をたくさん受けてこそ、『人間力』はつくのです。そのために活き活きとして光っている先生を紹介する『先生見本市』みたいなことをやって、学校の先生たちをもっと元気にするイベントをしよう、という話で盛り上がったんです」(中村氏)

 実はこの2人には多くの共通点がある。三重県出身、飲食店経営、30代―意気投合するに時間はかからなかった。そして、そのイベントのバックアップを探していたところ、かつてから知っていた学習研究社の編集者と再会し、2人の考えを説話集形式でまとめて出版しようということになった。
 「飲食業界のカリスマ経営者」として若い人びとを中心に支持を受ける2人の意見に共感し、本書を読むことで気が楽になったという反響も多いという。

「幅広い世代の方に読んでもらいたいですが、特に大人に読んで欲しいと思っています。大人がどう生きるかが子供に影響を与えます。カッコいい大人とはどんな大人であるか考えてみて欲しいですね」(大嶋氏)

 そして、本書出版のきっかけとなった「カッコいい大人」を招いて行うイベントが、11月3日に開催される。「光っている先生」4人が壇上に上り、将来先生になりたい学生や現職の先生をはじめ、様々な人たちに自分の想いをぶつけてもらう予定だ。
 「カッコいい大人」を体現する2人の「夢のつかみ方」を本書から学ぶのは今からでも遅くはない。
(新刊JP編集部)