だれかに話したくなる本の話

若者がやってみたいアルバイト第1位は?

短時間で効率良く稼ぎたい。アルバイトを探す上で誰もが思うことの一つだろうが、この条件を満たしているというだけでは物足りなく感じてしまうのも事実。

それゆえに、ちょっとしたステイタスになる仕事、ユニークな経験を積める仕事など、アルバイトを通して何かしらお金以外の何かを得ようと、「ブランド」ありきで選ぶ人も少なくないのかもしれない。

■カフェ系ブランドへの人気根強し

アルバイト求人情報サービス「an」は、人事・採用担当者のための情報サイト「anレポート」にて、アルバイト経験およびアルバイト就業意向がある15歳から24歳の若者を対象に、「やってみたいアルバイトブランド」の調査を実施している。

若者に「ここで働きたい」と思わせるブランドには、どのようなものが人気なのだろうか。

1位:スターバックスコーヒー 2位:セブン-イレブン 3位:東京ディズニーランド

2015年に引き続き、1位の座に輝いたのは、「スターバックスコーヒー」。この他にも、「コメダ珈 琲店」が昨年の42位から大幅に順位を上げ14位、「ドトールコーヒー」が18位と今年もトップ20位以内にランクインするなど、カフェ系ブランドへの人気は根強い。

■働いてみたいと強く思わせる「人」の魅力

なぜ多くの若者がカフェ系ブランドでアルバイトをしたいと思うのか、その理由が気になるところだが、同調査によれば、「おしゃれ」で「憧れるから」といったものが中心だ。

また、「スターバックス」と答えた人の理由をみてみると、「店員さんの接客態度がいい」「難しそうだけどかっこいい。一人前になれる感がある」「働く人の教育がきちんとなされている」といったコメントが特に多く見られたのも興味深い。

おしゃれな店舗の内装・雰囲気や、美味しい商品があることだけでなく、臨機応変な接客で働くスタッフに対する憧れや教育制度に魅力を感じ「働いてみたい」と憧れる人も多いようだ。

これらの結果を踏まえると、地道にサービスの品質レベルを上げ、ブランドイメージを良くしたりファンを増やしたりといったことが、企業の採用活動に好循環を生むことも透けて見えてくる。その意味でも、示唆に富んだ調査だと言えるのではないだろうか。 (新刊JP編集部)

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