だれかに話したくなる本の話

知の巨人が出した、不確実な世界を生き抜くための“答え” 「反脆弱性」とは

『反脆弱性[上][下]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』

大企業の突然の凋落、政治の変動、地震や津波のような自然災害、世界各地で頻発するテロ。誰しもそんな予測できない未来に翻弄される。

そんな不確実な世界を生き抜くための知恵を授けてくれる本が話題になっている。
『反脆弱性[上][下]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』(ナシーム・ニコラス・タレブ著、千葉敏生訳、ダイヤモンド社刊)だ。

著者のタレブ氏は前著『まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』『ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質』(ともにダイヤモンド社)が世界的ベストセラーになったことで知られている。しかし、実は前著は本書の補助的な作品であり、本書のほうが主要書であると位置付けている。

反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

世界最高の「知の巨人」が放つ最強の啓蒙書、ついに上陸