「安売り」はもうしない。脱価格競争のマーケティング方法を伝授

近頃、商売上がったりの状態。このままだと売り上げがマズイ…。そんなとき、安易に手を出してしまいがちなのが「安売り」だ。
ある大学が、中小企業の経営者を対象に「ビジネスをする上で競争優位になるものは何か」を調査したところ、8割以上が「価格」と答えたという。つまり、ほとんどの経営者は価格を下げればすぐに売り上げが伸びると考えていることになる。
確かに、安売りに飛びつく客は多い。しかし、その価格よりもさらに安く提供するお店が出てくれば、客の心はそちらに移ってしまい、さらに価格を安くせざるを得ないだろう。
価格競争の先で生き残れるのは「体力のある会社」だ。つまり、大量生産を通して仕入れコストや製造原価を安く抑えられる会社が絶対的に有利となる。
では、安売りに手を出さずに中小企業が勝ち残るにはどうすればいいのだろうか。