だれかに話したくなる本の話

百害あって一利なし。「安易な安売り」をやってはいけない理由

『もう安売りしかないと思う前に読む本』を著した高橋健三さん

商売をしていて、想定通りの売上を上げられないときに、あなたならどんな手を講じるだろうか。多くの人は「値段をもっと下げよう」、つまり安売りを考えるはずだ。

確かに、消費者にとって安売りは魅力的。一時的に客は集まるだろう。しかし、安易に安売りに走ってしまうと、本当のお客も手放すことになるかもしれない。

そう警鐘を鳴らすのが“なにわのマーケティングコーチ”高橋健三さんだ。
著書『もう安売りしかないと思う前に読む本』(セルバ出版刊)には、安易に価格(プライス)に走らず、商品(プロダクト)、販路(プレイス)、販促(プロモーション)という「4P」でビジネスを考える思考法が書かれている。

ここでは高橋さんに「安易な安売り」のデメリットや、マーケティングの基本を教えてもらった。

『もう安売りしかないと思う前に読む本』

もう安売りしかないと思う前に読む本

安売りを回避する打ち手、商品、販路、販促へのヒントが満載。