だれかに話したくなる本の話

仕事がデキる人材かどうかは「引っ越し」を見ればわかる

提供: 新刊JP編集部

六月末に、長らく住んだ部屋から引っ越す予定の新刊JP編集部オオムラです。こんにちは。

いきなり私事ですが、先月頃から週末は荷物整理をしております。

引っ越し先は今よりも広い部屋になる予定なので、今ある荷物を丸々持って行ってもいいのですが、思い切ってモノを減らすべく整理をしております。数年前に流行った断捨離というやつですね。

荷物の大半は書籍やマンガの類になりそうだったので、それらを人に譲ったり売ったりしつつ、先日の週末は粗大ゴミに出すモノをピックアップしておりました。

そんな中、困ってしまうものが**「これは粗大ゴミ? それとも一般ゴミ?」**という判断。

もちろん、自治体のHPを見れば粗大ゴミ一覧のリストはあります。
ただ、そこに記載されていないモノの判断に迷うのです。

というのも、私、以前は少々演劇をやっていまして、その頃に買ったり使ったりしていたモノはあまり一般的なアイテムではないので記載されていないんですよね。

まず、コレ。

表紙

点線カッターナンバリングスタンプアクリルカッターです。
チケット作りや小道具作成のために使っていました。
これくらい大きさなら不燃ごみだと判断できるのですが(今住んでいる自治体では不燃でOK)ちょっと困るのがコチラ。

表紙

上がガスガン(デザートイーグル)、下がモデルガン(S&W パトロールモデル)
舞台で拳銃を使う役を演じる機会があったので自前で購入。結局、使ったのはS&Wのほうでした。

これらもサイズ的には不燃ごみで大丈夫なようです。
ただ、最大の問題がコレです。

表紙

上からエアガン(M16A1)、模造刀、稽古用竹刀(鉄芯入り)

普通、チャンバラ系の活劇で使うのは「竹光」(竹でつくった刀。アルミ箔などを貼る)です。
ところが、ある舞台で剣戟はせずに刀を振る機会があり、本番では模造刀、自宅での練習では鉄心入りの竹刀を使っていました。
アサルトライフルも舞台で使ったものです。

これらについて、週が明けてから問い合わせてみたところ、「粗大ゴミで出してください」とのことでした。

よくもまあこんなに武器の類があったものです。 さらに木刀の大小も出てきたので、一式まとめて並べてみました。

表紙

凶器準備集合罪を疑われても文句が言えないようなラインナップ(笑)

さらに整理をしていると、またまた判断に困るものがありました。

舞台俳優の後、私は細々と声優もやっていたのですが、その時期には仲間とオリジナルのラジオドラマをつくるような事もやっていまして。で、その頃に使っていた器材で処分の判断に迷ったのがコレ。

表紙

マイクスタンド。これと同じものが五本もあります(笑)

ちなみにこちらも問い合わせた結果、粗大ゴミだということが判明しました。しかも五本まとめて一つの品目として扱ってくれるという親切さ。ありがたや。

そんなこんなで粗大ゴミ選別の目処は立ってきたのですが、引っ越し準備というのは、仕事に必要な資質を試されるような気がします。

スケジュールを見ながら、引っ越し当日までに荷物を整理したりまとめたりする**「段取り力」**。

要らないものをすっぱりと捨てられる**「合理的な判断力」**。

懐かしいアルバムや格別に好きなマンガを見つけても、片付けをそっちのけにしない**「遂行力」**。

自分で荷物を梱包するなら、荷ほどきや片づけがスムーズにいくように梱包する**「計画性」**。

引っ越し業者さんを使わないのであれば、引っ越しに適した人材とすぐに連絡が取れる**「人脈」、それを相手が快く受けてくれる「人柄」**を垣間見ることもできるのかもしれません。

実務能力から人間力までもが浮き彫りになる「引っ越し」は、仕事がデキる人材か否かがわかる試金石なのかもしれませんね。

とにもかくにも、引っ越しの荷物を片付けているときには私のように「うしおととら」と「花の慶次」にうつつを抜かしていてはいけません。全然、作業がはかどらなくなりますから。

ちなみに、今週末はゲームとDVDの整理をする予定です。

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この記事のライター

大村佑介

大村佑介

1979年生まれ。未年・牡羊座のライター。演劇脚本、映像シナリオを学んだ後、ビジネス書籍のライターとして活動。好きなジャンルは行動経済学、心理学、雑学。無類の猫好きだが、犬によく懐かれる。

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