だれかに話したくなる本の話

60代でもビキニが似合うボディに?短時間だけどキツいA.R.M.式スクワットとは(2)

年齢のせいか長年の運動不足のせいか、自分の体型の変化や体力の衰えが気になる方は少なくないはず。

衰えを感じたままだと気持ちも下向きになりがちだ。自信を持って毎日を過ごすためにも、まずは体の衰えに向き合って、もう一度鍛えてみるのもいいかもしれない。

『週1回15分スクワット 還暦でビキニになる!』(みらいパブリッシング刊)は週に一度、しかも15分程度、だけどやってみるとかなりキツいA.R.M.式スクワットと呼ばれるエクササイズを紹介する一冊。

今回は著者の竹村啓子さんにこのエクササイズについて、そして始めた後に感じた変化についてお話をうかがった。その後編をお届けする。

――A.R.M式スクワットの特徴はどんな点にありますか?

竹村:まず「スロースクワット」といって、腰を落としたり上げたりをすごくゆっくりとやる点です。また、通常スクワットというと、腰を落とした後一度膝を伸ばして立ってしまうのですがA.R.M式スクワットは腰を上げる時も膝が伸びるところまでは上げません。だからやっている最中は常に負荷がかかり続けているんです。

下半身のエクササイズだと思われがちですが、全身運動だという点もお伝えしたいですね。

――タイトルにある「還暦でビキニ」というフレーズがユニークです。竹村さんご自身も現在62歳とのことですが、サーフィンをする時にビキニを着ているそうですね。

竹村:還暦近くになった頃に友達と話していて「赤いちゃんちゃんこなんて着たくないよね」という話になったんです。相手がサーフィンの仲間だったこともあって、還暦を迎えた時にちゃんちゃんこを着て座布団に座るくらいなら赤いビキニをきてサーフィンをしたいということで、それが目標のようになりました。今でも海ではビキニを着ていますよ。

――なかなか勇気がいることのような気がします。

竹村:日本だとどうかわからないのですが、ハワイでは私よりも上の方でもビキニを着て歩いています。

日本でも周りの仲間は普通にビキニですし、そんなに勇気がいると思ったことはないですね。サーフィンをする時はきついウェットスーツよりもビキニの方が気持ちがいいですからね。70歳になっても80歳になってもこのスタイルでいけるように、A.R.M式スクワットやプッシュアップなどのトレーニングは続けています。

――平均寿命が延びている今、ただ長生きするのではなく「いかに健康に長生きするか」「健康寿命を延ばすために何をすべきか」がよく話題になります。本書で紹介されているスクワットは何歳になってもできるものなのでしょうか。

竹村:年齢問わずできます。元々腰痛など体の痛みの改善を視野にいれて作られたメニューなので、腰痛、肩こりなどの不調を持っている方も無理のない範囲でやっていただけたらと思います。

――お腹が出てしまったり、太ってしまったりと体型の変化から「運動をしなきゃ」と考えている方は多いと思います。こういう方々にアドバイスをお願いしたいです。

竹村:一言でいうなら「痩せるだけではもったいない」ですね。

「昔のようにスキーをしたい」、「昔着ていたワンピースをもう一度着たい」など、痩せるのがゴールではなく、「痩せたらこんなことをやりたい」を目標にするといいのではないかと思います。

そして、いかに健康的に筋肉を落とさずに痩せるかというところも意識していただきたいです。単に体重を落とすだけならいくらでもできるので。

――本書をどんな人に読んでほしいとお考えですか?

竹村:慢性的な体の痛みがある方、あとはメンタル面で落ち込みやすい方にはぜひ読んで、実践してみていただきたいです。あとは還暦前の50代の方々にも取り入れていただきたいですね。

――最後に今あげていただいた方々にメッセージをお願いします。

竹村:自分の未来は今の自分の気持ち一つで変えられます。女性は痩せるだけではもったいないですし、男性はお腹をへこませるだけではもったいない。もっと上の健康を目指して、圧倒的な体力をつけていきましょう。
(新刊JP編集部)

週1回15分スクワット 還暦でビキニになる!

週1回15分スクワット 還暦でビキニになる!

1週間15分のスクワットで一生動けるカラダになる

40代まで普通のOLだった著者が、57歳の時に出会ったスーパーエイジング・スクワット――A.R.M.
(アクティブ・リカバリー・メソッド)スクワットで
「一生動けるカラダ」になり、還暦でビキニが着られるようになった!
しかも必要なエクササイズは、1週間でたったの15分!

著者がこの画期的なスクワットに出会うまでのストーリーが綴られるとともに、
A.R.M.スクワットの具体的な実践方法を写真入りで分かりやすく解説。

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