だれかに話したくなる本の話

「自己」がAIに置き換わる時代の文学とは? 作家・片山恭一が考える「AIがもたらす人類の未来」(後編)

『世界の中心でAIをさけぶ』を上梓した片山恭一さん

2001年に出版した小説『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館刊)が300万部以上のメガヒットを記録した作家・片山恭一氏。その最新エッセイのタイトルはベストセラーのタイトルをモチーフにした『世界の中心でAIをさけぶ』(新潮社刊)だ。

アメリカ・シアトルに飛び、「シンギュラリティ」をめぐる思索を深めた片山氏。AI(人工知能)は私たち人類の存在をどう変えるのか。インタビュー後編では、シアトルで見たもの、そして文学の今後についてうかがった。

聞き手・執筆/金井元貴(新刊JP編集部)

世界の中心でAIをさけぶ

世界の中心でAIをさけぶ

ベストセラー作家が未来に問う、人間の意味論。