だれかに話したくなる本の話

簡単な英会話は「by the way」と「リアクション」で乗り切る!英語コンプレックスを克服するには!?

『英語コンプレックス粉砕宣言』(鳥飼玖美子・齋藤孝著、中央公論新社刊)

中学・高校の6年間も英語の授業を受けたのに話せない。
街で外国人に英語で道を聞かれたら、どう答えていいかわからない。

英語を使える日本人はまちがいなく増えているのだろうが、いまだに英語にコンプレックスを抱えたままの人も、依然多いのが現状だ。

それでも英語はできたほうがいいと、勉強を始めるも、文法もリスニングも完璧を目指すがゆえに挫折してしまう。けれど、外国人の友人と雑談がしたい、仕事で英語を使う、など、人それぞれで必要なレベルは違えど、モチベーションはあるという人は、とりあえず、英語で簡単なコミュニケーションがとりたいというのなら、いくつかの慣用句と、恐れずに話しかけてみる度胸で乗り切れてしまうもの。英語に対してコンプレックスを感じる必要などないのだ。

英語コンプレックス粉砕宣言

英語コンプレックス粉砕宣言

日本人がなかなか払拭することのできない英語コンプレックス。

中学・高校の六年間学んでも話せるようにならない絶望が、外国人と軽妙なパーティトークをできない焦りが、過剰な「ペラペラ幻想」を生んでいる。

英語教育の現場をよく知る二人が、コンプレックスから自由になるための教育法・学習法を語り合う。

とりあえず英語でコミュニケーションを取るための具体的な方策も伝授。黒船ショック以来、日本人に根付いた劣等感を乗り越えるための一冊。