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2010年12月17日 20時配信

本当はエッチな『浦島太郎』


日本文学の見方が変わる一冊
日本文学の見方が変わる一冊
 海上で、謎の美女(正体は亀)にプロポーズを受け、即座にOKする浦嶋子(うらしまこ・男)。蓬莱の国に拉致され、3年のつもりが300年を過ごしてしまった。帰る時もらった箱を開けると、彼は鶴に変身して飛び去って行った…。


 何のお話かわかりますか?

 そう、これは明治時代の童話作家、巌谷小波(いわやさざなみ)が改編する前の『浦島太郎』。実は原作は「官能昔話」だったのです。平安中期に成立した『続浦嶋子伝』では、浦島太郎と、乙姫様(正体は亀)の官能的なラブシーンが描写されているそう。

「浦島太郎は乙姫様の細い腰をやさしくいたわり、その美しさを口にしながら、交わりの限りをつくした」

 とても子どもが楽しめるようなお話ではありませんね。私たちが学校で習ったような解釈が必ずしも真実とは限らないのです。

 『乙女の日本史 文学編』(堀江宏樹、滝乃みわこ/著、実業之日本社/刊)では難しい言葉で書かれていてとっつきにくいと思われがちな「文学史」を、女子的な目線で読み解いた一冊。昔の人たちも、恋愛話や人生について悩んでいて、共感できる部分も多いです。肉食系女子、オタク少女、変態の森ガール…など、解釈は斬新ですが、史実についてもきちんと書かれているので納得できるものです。

 上代文学〜近現代文学の新しいおもしろさを発見できるかもしれませんよ!
 また、著者の堀江宏樹さんの出版記念トークショーの模様も見ることができますので、こちらもお楽しみください。

辛酸なめ子さん&堀江宏樹さんトークショーの模様の動画

トークショーの模様を取材した記事はこちら

(新刊JP編集部/川口絵里子)




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