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2016年01月15日 18時配信

「老後破産」の不安はこれで解消!欲望のままに生きてもお金は貯まる!?


『年収300万〜700万 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』(扶桑社刊)
『年収300万〜700万 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』(扶桑社刊)
 一般的に、老後資金は3000万〜4000万円必要だと言われます。でも、給料が増える見込みはなく、雇用も保証されず、家のローンに子どもの教育費、親の介護など、貯金どころか支出が増えるばかり。メディアでも年金破綻や老後貧困が報じられ、真面目に働いている人ほど、自分の老後は大丈夫だろうか?と不安を抱えているでしょう。そして、そのために節約を心がけている人が多いはずです。
 経済評論家の佐藤治彦さんの著書『年収300万〜700万 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』(扶桑社/刊)は、「お金に振り回される生活はもうやめましょう」と提案する本です。
 電気をこまめに消すとか100円ショップを活用するなど、細かいやりくりを指南するお金の本はたくさんありますが、本書はそうしたノウハウ本ではありません。むしろ爪に火をともすような節約を否定しています。しかし、大切な考え方が述べられているのです。

○老後のためにも、今の楽しみをガマンしない
 若いときに食費を削り、70歳になってお金があるからさあ食べようといっても、若いときほどは食べられません。80歳になって海外旅行をしても、体力も脚力も衰えています。若いときに着たかったカッコイイ服も、70歳のときには似合わなくなっているでしょう。
 これは「遊んで暮らせ」ということではなく、老後のために現在の生活をつまらなくしたらもったいないということ。佐藤さんは、現在も老後も必要なものはさほど変わらないと言います。それは、健康、人間関係、趣味など、人生を豊かにしてくれるもの。経験や思い出もそのひとつで、それこそ老後になって慌てて築こうとしても、なかなか難しいものです。だから、老後に備えるならむしろ健康に気を遣い、人間関係や趣味を豊かにしておくべきだそうです。
 そうはいっても、先立つものはお金ですよね。貯金がなくてはやはり不安です。そのために、「お金は縛らず、通帳に入れる」のです。

○本当に必要なものを考える。
 バーゲンで買ったけれどほとんど着ていない服、安い!とまとめ買いして冷蔵庫で腐らせた食材、コンビニに行ったついでに買うドーナツ。これこそが無駄です。本当に欲しいもの、自分の人生を豊かにしてくれるものを吟味してお金を使いましょう。物欲だけではありません。人生での大きな支出は、生命保険、教育費、マイホームといいます。このうち、保険とマイホームを見てみましょう。

 佐藤さんは、日本の社会保障制度はまだまだ捨てたものではないと言います。病気になったときには「高額療養費制度」があり、年収600万円以下の世帯・国民健康保険の場合で、月の自己負担上限額は約8万円です。会社の健保に入っていればさらに手厚いでしょう。不幸にして働き手が亡くなった場合、国民年金から子どもが18歳になるまで配偶者と子どもに遺族年金が支払われます。
一方で、一世帯あたり、年間41万円を民間の保険に払っています。40年間払ったら1600万円以上です。しかも病気の種類、支払いの方法に縛りがあります。これを貯蓄にまわし、いろんな「いざ」というときフレキシブルに対応できるようにしたほうがよくありませんか? というのが佐藤さんの考え方です。

○家は50代で手放す
 人生で最も大きな買いものであるマイホーム。佐藤さんは「50代から60代でマイホームを手放すことを考えてみて」と提案します。
 子どもの成長を考えて買った家も、子どもが独立したら使い勝手が悪くなります。老人二人では広い家を維持できず、急な現金化もできません。家を売るには気力も体力も必要です。「住む家はあるが現金はない」という生活よりも、暮らしに合わせ家もサイズダウンし、現金を手元に置いたほうが現実的だと言います。

 つまり、佐藤さんが本書で訴えているのは、「わからない老後に不安がるよりも、将来何が起きても対処できる、対応力を身につけておこう」ということです。
 お金がなくても安い住まいはある。それ相応の生活をし、そのことをみじめだと思わない感性を身につけ、豊かな人間関係を築くことが現役時代の課題。そして、保険や家といった「すぐ現金化できない財産」ではなく、現金の預金をふやすため、きちんとしたお金の知識も身につけておきましょう、ということです。
 「で、何をすればお金が貯まるの?」という人には、向いていない本かもしれません。しかし「自分はどういう老後を送りたいか」を考え始めた人にとって、必読の書となるでしょう。
(新刊JP編集部)

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