だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1679回 「GOSICK RED (単行本)」

時は一九三○年代初頭。舞台はソヴュールからアメリカ・ニューヨークへ――。
見習い新聞記者として街を走り待っている一弥。そして、明晰な頭脳を生かし、<グレイウルフ探偵社>を開いたヴィクトリカ。
しかし、一弥はなかなか事務所へ出社しようとしないヴィクトリカに困っていた。
渋る彼女をなんとか無理やり出社させたものの、何やら怪しげな依頼が舞い込んできて……。
桜庭一樹の「GOSICK -ゴシック-」シリーズ、待望の続編!!

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

今回紹介するのは、アニメ化もされた人気シリーズ「GOSICK」の続編です。

魅力的な主人公たちが謎を解いていく本作ですが、今回は舞台をニューヨークへ移し、新たな生活を送っているキャラクターが堪能できます。

早速内容を見ていきましょう。

主人公は日本人の青年「久城一弥(くじょうかずや)」と、銀髪の美しい女性「ヴィクトリカ」。

第二次世界大戦後、ニューヨークへと移り住んだ彼らは、新たな生活を送っていました。

一弥は見習い新聞記者として相棒のカメラマン「ニコラス・サッコ」通称・ニコと共にニューヨークの町を駆けずり回る毎日。

一方、も変わらぬ美しさに、ますます冴え渡る頭脳をほこるヴィクトリカは、グレイウルフ探偵社を開設……しているのですが、あまり出社をせずアパートで本を読んでばかり。

第二次世界大戦という大きな嵐を乗り越えた後も二人の関係は変わらず、一弥がヴィクトリカに振り回される日々でした。

しかし、そんな彼らの前に新たな陰謀の影が……。

それでは物語の一部をアニメのキャストをそのままに、ドラマとしてお送りしますので、どうぞ本編をお聴きください。

■出演(敬称略)

ヴィクトリカ:悠木碧 久城一弥:江口拓也

◆著者プロフィール 桜庭一樹さんは、1971年生まれ。 03年刊行の「GOSICK -ゴシック-」は、アニメ化もされた人気シリーズ。 今回お送りする作品は、こちらの続篇となります。 06年の『赤朽葉家の伝説』は第60回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門受賞。07年の『私の男』で直木賞を受賞しています。

GOSICK RED (単行本)

GOSICK RED (単行本)

GOSICK RED (単行本)

時は一九三○年代初頭。舞台はソヴュールからアメリカ・ニューヨークへ――。
見習い新聞記者として街を走り待っている一弥。そして、明晰な頭脳を生かし、<グレイウルフ探偵社>を開いたヴィクトリカ。
しかし、一弥はなかなか事務所へ出社しようとしないヴィクトリカに困っていた。
渋る彼女をなんとか無理やり出社させたものの、何やら怪しげな依頼が舞い込んできて……。
桜庭一樹の「GOSICK -ゴシック-」シリーズ、待望の続編!!