だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1871回「ショートショート千夜一夜」

――祭りがはじまる――
祭りの前日。多魔坂神社では提灯を吊り下げて、祭りの準備が進められていた。
響く祭囃子、賑わう大人たち、興奮する子供たち。
そこに集まるのは、少し不思議な夜店の数々。
今話題のショートショート作家・田丸雅智が紡ぐ、幻想的なショートストーリー集。
(提供・小学館)

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5分で読める作品が、世界を変える!

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

今回は、ショートショート界で話題の作家・田丸雅智さんの新作をご紹介していきます。

「ショートショート」ご存知ない方がいるかもしれませんので補足しますと、アイデアがあり、そのアイデアを活かした結末のある短い作品をこう呼んでいます。

一編数ページのものが多く、数分程度で読める手軽さが特徴です。

さて、本作「ショートショート千夜一夜」では全二十編を収録されているのですが、それぞれの作品タイトルが魅力的なんですよ。

ちょっと見ていきましょう。

・人魚すくい ・バベルの刀 ・夕焼き屋

タイトルだけでもユニークなセンスが感じられますよね。

金魚すくいならぬ人魚すくい。

バベルの刀は「塔」ではなく「刀」、いったいどんな話なのか。

夕焼き屋は、夕日を焼くお店で夕焼き屋、これも話の想像がつきませんよね。

こういった独特の雰囲気を持った短編が、架空の舞台である「多魔坂神社」という神社のお祭りを中心として、描かれていきます。

ちょうどお祭りも迫った時期なので、コンセプト的にも夏読むにはぴったりなのではないでしょうか。

はい、ここまで紹介したところで物語をドラマにてお届けしていきたいのですが、ショートショートということで今回は、一作品丸々ドラマ化しました!

ドラマ化させていただいたのは、本作の題材である「お祭り」が始まる前夜、いわゆる導入部分の作品。

タイトルは「燈明様」です。

さあ、いったいどんなお話なのでしょうか。

それでは、どうぞ本編をお聴きください。

◆著者プロフィール 田丸さんは、1987年、愛媛県生まれ。 2011年『物語のルミナリエ』(光文社文庫)に「桜」が掲載され作家デビューされました。2012年、樹立社ショートショートコンテストで『海酒』が最優秀賞を受賞。 近年では、ショートショート大賞の立ち上げに尽力し、審査員長を務めるなど、新世代ショートショートの旗手として精力的に活動されています。 他著に『夢巻』(出版芸術社)、『ショートショート・マルシェ』(光文社文庫)、『家族スクランブル』(小学館)などがあります。

ショートショート千夜一夜

ショートショート千夜一夜

ショートショート千夜一夜

今話題のショートショート作家・田丸雅智が紡ぐ、幻想的なショートストーリー集。