だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1226回 「再会」

第56回江戸川乱歩賞受賞の本格ミステリー。とある殺人事件の捜査のなか、4人の幼馴染は事件の関係者として再会する。その再会をきっかけに<23年前の悲劇>と<タイムカプセルに隠された秘密>が徐々に明らかになっていく。封印された記憶とは? 誰が嘘をついているのか? 過去と現在、二つの事件の真相とは?

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江戸川乱歩賞を受賞の本格ミステリー

● 著者に付いて 横関 大(よこぜき・だい)さんは、今回の「再会」で今年度の江戸川乱歩賞を受賞された方です。公務員をしながらの四度目の挑戦でついに受賞されました。 今回紹介する「再会」は、横関さんの作家デビュー作となるミステリー小説です。

● あらすじ 舞台は神奈川県のベッドタウン。 美容室を経営する岩本万季子(いわもとまきこ)、その元夫・清原圭介(きよはらけいすけ)、刑事の飛奈淳一(とびなじゅんいち)、そして地元の名士の次男佐久間直人(さくまなおと)。

幼なじみの四人はある殺人事件をきっかけに、四人ともが事件の関係者として20年振りに再会します。しかし捜査が進むにつれ、「23年前の未解決事件」と「四人が埋めたタイムカプセルの秘密」という、まったく別の事に隠されていた真実が明らかになっていく……というストーリーです。

今日の新刊ラジオでは、第一章をラジオドラマでお送りします。