新刊ラジオ第1302回 「ノマド出張仕事術」
仕事が忙しくて時間のないあなたは、いつでもどこでも仕事ができる、ノマドワーキングを実践しませんか？本書は、スマートフォンやノートパソコンを持っている人ならすぐに役立つ、「ノマド仕事術」実践ガイドです。購入者特典に、本書ダイジェスト版オーディオブックも付いたお得な一冊です。
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
ＩＴ社長“会社の外での”仕事環境は？
●著者について 上田渉さんは、オトバンク代表取締役。『脳が良くなる耳勉強法』（ディカヴァー21）、『勉強革命！「音読」と「なぜ」と「納得」が勉強力とビジネス力をアップさせる』（マガジンハウス）を刊行し、「オーディオブック」をはじめとした、耳を使った勉強法とともに人生を歩んできた方です。
そんな上田渉さんですが、「耳勉強」のほかに、もうひとつ“上田渉”を作ってきた要素があります。それが今回の本で語られている「ノマド仕事術」なんです。 「ノマド」というのは、遊牧民に由来する言葉です。最近よく耳にする、ノマドワーカーとは、「働く場所を自由に選択するワークスタイルを実践している人」という意味です。
本書は、上田渉さんが普段から実践している「ノマド仕事術」のテクニックを、ぎっしりと詰め込んだ一冊です。
●この本のテーマ 「ノマドワーカーのための、活用ガジェットぜんぶ詰めっ！」
「ガジェット」というのは、なんだか便利で面白そうな「小物」のような意味です。ノートPCとか、iPhoneアプリとか、便利なサイトなどなど、会社の外で仕事をするのに役に立つ、色々なツールの使い方を紹介してくれます。
子どもの頃って、秘密道具を持つとワクワクしましたでしょ？ まさにそんな感じです。 上田さんは、普段から、そういうワクワクするグッズをたくさん使って仕事をしてるんです。
●本の概要 Chapter1 「事前準備編」 …ノマドワーキングをはじめるために、どんなことを準備すればいいのか。 Chapter2 「移動編」 …電車や、飛行機で効率的に仕事をする環境の作り方。 Chapter3 「現地行動編」 …出張で慣れない土地に行ったときも、迷わず身軽に動くテクニック。 Chapter4 「出張勉強法」 …出張先の勉強会に顔を出してみたり。出張ついでに、成長するノウハウ。
そして巻末には・・・ 本文に登場するツールの使い方や、インターネットサービスの画像付のマニュアルが掲載されています。あまり新しいサービスを使うのは得意じゃないんだよなぁという方は、役立ててください。
あとは、おすすめのアプリ（iPhoneアプリなど）や、デジタル周辺機器、全国のおすすめの、お土産・駅弁リストなんていうものもありました。
【実践編】ＩＴ社長“会社の外での”仕事環境は？
上田さんの「ノマド出張」をちょっとだけ覗き見してみました。 だいたい下記のような流れのようです。
３つの道具を準備する ノマドワーキングの3種の神器は、「ノートパソコン」「スマートフォン」「B５ノート」 この３つです。 上田さんが使っているのは、ノートパソコンは勝間和代さんも使ってる、Panasonicのレッツノート。スマートフォンは、iPhone。B5ノートは、iPadで代用しています。 この3つがあれば、上田さんのノウハウでたいていのことはできちゃいます。
秘密道具の「設定」をする ノマド出張のために大切なのは、新幹線、飛行機、車、ホテル、カフェ、取引先などなど･･･。どんな場所でも、自分のオフィスと変わらない仕事環境を再現することです。そのための、「設定」を事前に施しておきます。
そのポイントとなるが「クラウド」サービスのフル活用です。最近どんどん増えているクラウドサービスを活用して、ソフトやデータを自分のパソコンに入れることなく、インターネットを介して、作業環境を整えます。
公衆無線LAN環境をゲットしておく クラウドサービスは、インターネットへの接続環境があってこそなので、イーモバイルや、ワイマックスなどの、公衆無線LANサービスの環境をゲットしておきます。
出張中の仕事は、すべて出張中に片付けてしまう ノマドワーキングをする上で、出張中に意識しておくべきことがあります。それは、「出張に関するタスクは、出張の間に完了させる」ということです。
出張先に向かうときは、電車や飛行機の中でプレゼン資料をつくったり、何かとすることがあると思いますが、出張先での用事が済んだら気を抜いてしまうものです。すると、会社に戻ったあとでタスクが溜まって大変なことになってしまいます。
そこで、出張中の仕事はすべて片付けてしまうようにするわけですが、たとえば以下のことはノマドで片付けられますね。
・訪問したお客様にお礼のメールを書く ・議事録や追加の資料を作る ・新規でいただいた名刺をデータ化する ・出張費用の清算をする ・出張報告を書く
どうせパソコンを使う仕事なので、帰りの電車の中でやってしまったほうが、あとあと楽です。岐路でやってしまうほうが、出張のテンションも手伝って、早く終わるのではないでしょうか。本書には、こういったアドバイスも書いてあります。
【まとめ】時間に追われてる人や、デジモノ好きにおすすめ 本書は、会社の外で超快適に仕事をするための、デジタルガジェットの紹介や、テクニック中心のノウハウ本です。雑誌の『週刊アスキー』とか、『DIME』とか、『デジモノステーション』が好きな方は、読んでいてとても楽しい本に仕上がっています。 なぜそのガジェットを使用するのか、どんな場面で、どう使えばいいのか。とてもロジカル書かれているので、ノマドワーキング入門者は、本書をきっかけに、自分なりの環境を整えてみてください。
 | ノマド出張仕事術
みなさん、ぜひお試しをっ！
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