だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1378回 「BISTRO男子 2011年 05月号」

料理ができる男はモテる!! 本書は、スタイリッシュで、女の子ウケの良い“オトコの料理”の決定版。「ビストロ男子」(5月号臨時増刊)は、パスタ特集。世界パスタコンクールで2度優勝している、マルコ・パオロ・モリナーリさんの“伝説のカルボナーラ”のレシピなど充実の内容です。食材、オイル、調味料の特集など、凝り性な男の心をくすぐる企画が満載です。

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モテる男は料理ができる!

みなさんは、料理をしますか? 特に男性のリスナーさんはどうでしょうか? 巷の女性たちは、みんな口を揃えて「料理ができる男性が好き♪」と言います。 昔も今も、料理ができる男はモテるようです。

だから! ということではないですけれど、 男の“お洒落な料理”を特集した雑誌を見つけたので、ご紹介したいと思います。

今回、とりあげたのは、「BISTRO男子 5月臨時増刊号」。 テーマは、「パスタを極める!」です。 男の料理というと、豪快にフライパンを振るう姿や、鉄板料理、あるいは繊細な和の板前さんというイメージがありますが、「BISTRO男子」今号に載っているのは、イタリアンです。

雑誌の構成は、大きく3つに分かれています。

<パスタ> 今号のメインとなる特集です。 食材、オイル、調味料、道具など、男の料理ならではの“こだわり”を掲載。 また、一流シェフのレシピや、アルデンテの技術伝授など、見所がたくさん。 男って、凝り性ですからね。道具とか集めたくなっちゃうんですよね。

<コストコ> コストコは会員制のお店で、“行列が絶えない食のテーマパーク”。 食材がとても豊富なお店で、欧州の多種多様のチーズ、ちょっぴり高価なベーコン、国内外の新鮮な野菜、キノコ類など、男の料理の食材集めにはぴったりのお店です。 この特集では、コストコで買った食材を使ったアウトドア料理や、ホームパーティで盛り上がるメニューが提案されています。

<バー> 下町や銀座にある、大人な雰囲気の愉しめるBARの特集です。 「本を持って出かけよう。やさしいBar12軒」というテーマで、バーテンダーの方々がそれぞれおすすめの本を紹介しています。

世界一のシェフが教える“ローマ伝統のカルボナーラ”

今号のメインは何といっても「パスタ」です! その中でも、目玉となっている企画が、「世界一のシェフ、マルコが作る「カルボナーラ」を盗んじゃおう」というもの。

マルコ・パオロ・モリナーリさんは、世界パスタコンクールで2度も優勝した、知るひとぞ知る伝説のマエストロです。マルコさんの作るカルボナーラは、「まろやかさが全然違う!」と、絶品なんだそうです。

今号には、マルコさんのカルボナーラのレシピが2種類公開されています。

1.伝統のカルボナーラ イタリアの家庭で、100年に渡って受け継がれる味だそうです。 生クリームは一切使わず、とろみは卵とチーズで付ける、まろやかな味。

2.いまどきのカルボナーラ 生クリームを使って、麺とソースが渾然一体となったまろやかさ。 一般的なカルボナーラで想像される味はこちらの方。

写真を見るかぎり、どちらもとても美味しそうです。 レシピには、段階ごろに写真が付いており分かりやすく、料理初心者も抵抗なく挑戦できそうです。 カルボナーラのような王道のレシピから、凝ったパスタのレシピもたくさん載っています。

また、今号のもうひとつの見どころが、シェフの調理技術や、素材、調味料の目利きのコツの特集です。

・ 絶対失敗しないアルデンテの方法。 ・ オリーブオイルの用法・保存方法。 ・ オイルサーディン、パンチェッタ(豚バラ肉の塩漬け)、  ポルチーニ茸の選び方や、調理方法など。

知っていると料理に幅が出ますし、女の子に教えてあげると「すご〜い!」と言ってもらえそうなコツを知ることができます。

今回は、その中から、プロのシェフが実践する「アルデンテ」の技を教えちゃいます。

絶対失敗しないアルデンテ

1.お湯はたっぷり沸かす。 まずは鍋にたっぷりの湯を沸かします。 スパゲッティ180グラムに対して、水4リットル前後を目安にして下さい。

2.塩は湯の1%入れる 塩加減は湯の量の1%強が目安です。 湯が完全に沸騰してから塩を入れるようにして下さい。

3.パスタを入れるときは一気に入れる パスタを入れるときは、均等に湯につけないと、ゆであがったパスタの固さにバラつきが出てしまいます。 シェフの技は、パスタを“しぼって”真下に落とすことです。両手でパスタを握ってひねり、まとまったパスタをパッと離すイメージです。上手くいくと、麺が鍋底に着いた瞬間、パッと鍋全体に広がります。 湯の中でパスタ同士がくっつかないように、途中、トングなどでかき混ぜることも忘れてはいけません。

いかがでしょうか? 誌面には、やはり写真つきで分かりやすく載っているので、イメージが付きにくい方は、本誌をお手に取ってみてください。

今回のまとめ この雑誌には、“料理ができる男は女性にモテる!”という裏テーマがあるようで、誌面からは、「お洒落」で「カッコイイ」料理を感じることができます。 パスタレシピの豊富さもさることながら、シェフの実践する数々の技も見逃せません。 料理の腕を磨きたい方、モテるために料理を覚えたい方は、ぜひ一度読んで見てください。

BISTRO男子 2011年 05月号

日曜日は趣味も兼ねて家族サービス。 愛娘に「パパすごーい」って言ってもらおう。

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