だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1389回 「小さい夢から始めよう。」

「夢をかなえる」「なりたい自分になる」その為には、小さい夢から始めよう。分かっているよ、という人も多いと思いますが、何故、人は夢を諦めたり、夢を追いかけなかったりするのでしょうか?特に、現代は夢や希望を持たない人も多いといいます。そんな現代を生きるあなたに、著者のお二人がエールを送ってくれる一冊です。

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なりたい自分に近づく方法

みなさん、夢はありますか?

「夢や希望」というと、ポジティブですが、ちょっと抽象的な言葉に聞こえますね。 「夢や目標」というと、結構具体的な言葉に聞こえるでしょうか。

夢を叶えるためには、努力することや、ポジティブな気持ち伴います。 そういう人が多く集まっていると、社会全体もよくなるように思います。

「小さい夢から始めよう。」は、夢を叶えるため、なりたい自分になるための、心の手助けをしてくれる一冊です。

●イマジンシリーズとは 本書は、生産性出版が創刊した「イマジンシリーズ」の第1弾となります。 イマジンシリーズとは、「日本を元気にしたい」そのためにはまず「あなたを元気にしたい」というコンセプトで、「今を輝いて生きている人」の身近でリアルなメッセージをお伝えしていくシリーズとして創刊されたそうです。

2人のアドバイザーを紹介します

早川周作さん 1976年12月17日、秋田県生まれ。 やんちゃな小・中学校時代を送り、高校浪人を経験。 高校卒業間近には、家業の建設会社が倒産し、父親が蒸発。 その後アルバイトで学費を稼ぎ、法律家を目指して夜間大学へ進学するとともに、 大学1年生より法律事務所に勤務。 大学生でありながら起業を経験するも、さまざまな想いから離脱。 元首相の秘書へと転進。約2年の勉強後、衆議院議員選挙に立候補。大物二世議員に挑むも、惜しくも次点。

現在は80社以上の顧問会社を持つ総合法律事務所を経営するとともに、日本最大の規模を誇るベンチャー企業交流会「ベンチャーマッチング交流会」を主催。さらには自身のさまざまな経験を活かし、夢を持てなくなってしまった人へのサポート活動にも力を注いでいる。2009年9月には個人向け夢実現プロジェクト「夢のカタチはひとつじゃない」をスタート。

現在は、日本リーディング総合法務事務所 所長。 一般社団法人アスカ王国 青少年自立支援機構 理事。

尾藤克之さん 1967年12月12日、東京都生まれ。 中学時代、アスカ王国の「母と子ふれあいの旅」に参加し、筋ジストロフィーの少年との出会いによって、わが国における障害者支援の必要性を実感する。 大学在学中に秘書活動を始め、卒業後、衆議院議員事務所に入所。 その後は培ったネットワークを活かし、複数のコンサルティング会社に勤務。パートナーとして活躍後、複数の事業会社の役員を経て現職。

コンサルタントとしてはEQを活用した事業開発、アセスメント開発に定評があり、導入企業数は1000社を超え、高い評価を受けている。現在は、人事・組織分野を中心とした幅広い経営課題改革に取り組み、セミナー、講演、論文発表等を行っている。アスカ王国の活動は、障害者も平等に恩恵が受けられる社会の実現を目指してライフワークとして続けている。

現在は、株式会社スフィール代表取締役社長。 一般社団法人アスカ王国 青少年自立支援機構 理事。

この著者のお二人が、自身の経験も踏まえて、8つのステップで「夢をかなえる」「なりたい自分になる」ための方法を教えてくれます。

夢をかなえよう!

父親の蒸発、という辛い出来事から、憧れの弁護士の先生に出会い、夢を見つけた早川さん。15歳の時、余命1年の少年と出会い、衝撃を受けた尾藤さん。

お二人のバックボーンはそれぞれ違いがありますが、お互い、夢に向けて堅実に努力してきた点では共通しています。

本書は、そのお二人の経験から8つのステップで「夢をかなえる」「なりたい自分になる」方法を教えてくれる本です。

8つのステップ

STEP1:なりたい自分を見つけよう。 STEP2:小さい夢から始めよう。 STEP3:小さい夢をかなえよう。 STEP4:ちょっと大きい夢へいこう。 STEP5:ちょっと大きい夢をかなえよう。 STEP6:大きい大きい夢をみよう。 STEP7:大きい大きい夢をかなえよう。 STEP8:できないことはなにもない。

大きな夢や目標をかなえるためには、小さな夢や目標から始めて、一歩一歩ステップアップしていくことが大切です。 そのステップの途中で、挫折を経験したり、現状に安堵してしまったりして、夢を追いかけるのをやめてしまう人も多いのではないでしょうか。

本書は、そういう人にオススメです。

●夢を語ろう

**ここから抜粋** あなたがかなえたいと思う夢を、口に出して、しゃべってみてください。 どうですか?心の中で思っていたのとは、違う感じがしませんか?なんだか真実味が増してくるような。口に出した以上、本気でやらないと、とは思いませんか? 小さい夢も、大きな夢も、心の中にしまっているだけでは、なかなか実をむすんではくれません。一日に一人に対して、夢を語るようにしましょう。毎日違う人に語っていれば、1年を通して365人があなたの夢の話を聞くことになります。(中略) 365人の中で、本当に信じてあなたを応援してくれる人が10人いれば、その人たちが夢の道筋へと導いてくれるはずです。 (p.34より) **ここまで抜粋**

●とにかくやってみよう **ここから抜粋** まずは、小さい夢をかなえるために、とにかく前に進みだしましょう。 (中略) 夢を語るときに、あなたは携帯電話を使っていませんか?もしそうであったら、今すぐやめましょう。電波でつながっている関係と、直接会って話をする関係は、全然違います。相手の顔を見て話をする。相手の目を見て話をする。それが人間関係の基本です。まだ夢を語ることになれていないあなたが、恥ずかしさを抑えて真剣に夢を語る表情を見て、人は応援してやろうという気持ちになるのです。 (p.46より) **ここまで抜粋**

まとめ

小さな夢は達成したのに、大きな夢へは取り掛かっていない。 大きな夢を実現する手前で挫折して、夢を追いかけるのをやめてしまった。 そもそも、やってもできないだろうから、夢なんて持たない。

そういう人のために、著者のお二人が、本書という形でエールを送ってくれます。 「僕も頑張ったから頑張れ」という偉そうな物言いではありません。 「こうすれば絶対夢は叶う」という便利な方法があるわけでもありません。

ただ、本当に、小さい夢からかなえていくために、自身の体験を振り返りながら、エールを送ってくれる著者の声に耳を傾けてみて下さい。

続きは、今日の新刊ラジオでお聴きください。

小さい夢から始めよう。

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小さい夢から始めよう。

小さい夢から始めよう。

「夢をかなえる」「なりたい自分になる」その為には、小さい夢から始めよう。分かっているよ、という人も多いと思いますが、何故、人は夢を諦めたり、夢を追いかけなかったりするのでしょうか?特に、現代は夢や希望を持たない人も多いといいます。そんな現代を生きるあなたに、著者のお二人がエールを送ってくれる一冊です。