だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1391回 「さよならドビュッシー」

ピアニストを目指す遥は、ある日、祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残るが全身火傷を負ってしまう。祖父の遺産相続をきっかけに不吉な出来事が起こる中、遥は逆境に負けず、プロピアニスト岬のレッスンを受けながらコンクール優勝を目指すのだが――。宝島社第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。美しいピアノの旋律と深まる謎が交錯する新感覚音楽ミステリーです。

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『このミス!』大賞優秀賞作品

みなさんクラシックは聴きますか?

今回はクラシックをテーマにした文芸作品、宝島社「第8回『このミステリーがすごい!』大賞」で大賞を受賞した『さよならドビュッシー』をご紹介します。

『このミステリーがすごい!』大賞は、ミステリ&エンターテインメント作家の発掘・育成を目指す新人賞です。『このミス』大賞出身には、シリーズ類型850万部を突破した、海堂尊さんの『チーム・バチスタの栄光』や、137万部を突破した朝倉卓弥さんの『四日間の奇蹟』などベストセラーや、映像化された作品もあります。

本作は、プロピアニストや俳優・妻夫木聡さんも大絶賛した音楽ミステリーです。

●著者プロフィール 中山 七里 (なかやま しちり) さんは、岐阜県生まれ。花園大学文学部国文学科を卒業して現在は会社員だそうです。 会社員をしながら投稿した本作 『さよならドビュッシー』 で宝島社第8回『このミステリーがすごい!』大賞で、堂々大賞を受賞されました。 ちなみに最終候補には中山さんが書いたもう一作も残っていたようです。 同一作者の作品二編が最終候補に残ることはきわめて珍しいとのことで、もう一作は、『カエル男』と改題され、宝島社より今年の2月4日に発表されました。また、『さよならドビュッシー』の続編として『おやすみラフマニノフ』も発売中です。

●あらすじ 主人公は私立高校の音楽科に進学が決まっている、香月遥。 両親、資産家の祖父、叔父、そして両親を亡くした帰国子女の従姉妹・ルシアと、 一緒に暮らしていた遥ですが、幸福な生活はある事件がきっかけで突然終焉を迎えてしまいます。 遥とルシアはある日、祖父の住む離れで一晩過ごすことになったのですが、そこで ある事件が起きてしまいます。

続きは、今日の新刊ラジオ(ドラマ)でお聴きください。

さよならドビュッシー

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さよならドビュッシー

さよならドビュッシー

ピアニストを目指す遥は、ある日、祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残るが全身火傷を負ってしまう。祖父の遺産相続をきっかけに不吉な出来事が起こる中、遥は逆境に負けず、プロピアニスト岬のレッスンを受けながらコンクール優勝を目指すのだが――。宝島社第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。美しいピアノの旋律と深まる謎が交錯する新感覚音楽ミステリーです。