だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1531回 「「ずるい思考術」練習帳」

13個のオレンジを3人で分けるにはどうしたら良いと思いますか? 本書は、「その発想はなかった!」と脱帽ものの奇抜な発想や、アイデアの飛躍で成果に結びつけるラテラルシンキングの入門書。ビジネス版“頭の体操”60問で、センスを磨いて常識はずれの「ずるい思考術」を手に入れろ!

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

度々告知をしていますが、4月28日(土曜)に朗読会を行います! 席が埋まるかな〜とちょっと心配なのですが(^^;)

皆さん、色々なセミナーに参加されていると思いますが、最前列の席ってなかなか 埋まらないものですよね。知合いのセミナー講師に聞いた話では、前列が埋まらない と、なんとなく不安な気持ちになるそうですよ。

さて、そんなとき最前列を埋める方法があるとすれば、どんなことだと思いますか? 割引する? 前列に座ってもらうように声をかける?もっと簡単な方法があります。

セミナーが始まったら、埋まらなかった最前列の席を取っ払ってします。

こんな、ちょっと“ずるい”発想法をラテラルシンキングといいます。 今回はラテラルシンキングのセンスを磨く一冊をご紹介しましょう。

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◆今日の一冊 『「ずるい思考術」練習帳』 (木村尚義/著 小学館集英社プロダクション/刊)

◆この本をひと言でまとめると 「奇抜なアイデアを出す思考法センスを磨く問題集」

◆著者について 木村尚義さんは、研修やセミナーを主な事業としている、株式会社 創客(そうきゃく)営業(えいぎょう)研究所(けんきゅうしょ) 代表取締役。 経歴を辿ると、流通経済大学卒業後、ソフトウェア開発会社を経て OAシステムの販売会社に転職します。このときは、パソコンショップの運営を 任されていまして、その際、パソコンマニアの常連客に接客や機種説明を任せる など、柔軟な発想で売上を倍々に成長させてきたそうです。 そんな経験を活かし、次の転職先に選んだ外資系IT教育会社では、 「創客営業」と名づけたビジネススタイルの研修を展開し、2万人以上の受講者 から好評を得ているそうです。

ラテラルシンキングの思考法

あなたは「ラテラルシンキング」っていう思考法があることをご存知でしたか? ロジカルシンキングが、論理で順序立てて問題を解決していく“掘り下げの思考” なら、ラテラルシキングは、順序や過程は関係はさておき、“水平に始点を広げ” いきなり答えにたどり着いてしまったりする思考法です。

この本では、「クイズ」の形式で、ラテラルシンキングの雰囲気を感じ取って もらえるように構成されています。

木村さんは、「ずるい考え方」と表現していますが、ラテラルシンキングって、 「その発想はなかったー!」とか、「お前はずる賢いやっちゃなぁ〜(笑)」 という、物事を斜め上から見て解決法を導き出すような……。 奇抜な発想で成果に結びつけるような……。そんなイメージが大衆にあるから ではないでしょうか。

皆さんの周りにもいると思います。 閉塞感のある企画会議で、パッと閃きを見せてくれる人や、まじめに考えると むずかしいことも、ちょっとした発想の転換で可能にしてしまう人。

そんなことを可能にする思考法が、「ラテラルシンキング」なんです。

では、ラテラルシンキングがどんなものかわかったところで、更に掘り下げて いきたいと思いますが……。

今回は、著者の木村さんをゲストにお招きしました。

ぜひ音声版でお楽しみ下さい。

「ずるい思考術」練習帳

「ずるい思考術」練習帳

「ずるい思考術」練習帳

13個のオレンジを3人で分けるにはどうしたら良いと思いますか? 本書は、「その発想はなかった!」と脱帽ものの奇抜な発想や、アイデアの飛躍で成果に結びつけるラテラルシンキングの入門書。ビジネス版“頭の体操”60問で、センスを磨いて常識はずれの「ずるい思考術」を手に入れろ!