だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1603回 「器」

納税額日本一の実業家として有名な斎藤一人さんと、その一番弟子の柴村恵美子さんの共著。テーマは『器』。人間の大きさはいったい何で決まるのだろうか?斎藤さんの教えを実践して実業家として大成功した柴村さんの体験談とエピソードが詰まっています。人生を楽しく充実で豊なものにさせるためにはどうすればいいのか。その答えを見つけてみませんか。

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概要

こんにちは。ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

テーマが「器」のこの本は、斎藤一人さんと、その愛弟子である柴村恵美子さんとの共著です。

一人さんの考え方に共感し、教えを実践してきた柴村さんの人生が豊かで幸せなものになっていったストーリーが綴られています。

実業家として成功なさった柴村さん。

本のなかでなぜ自分が成功することができたのかを、こう語っています。

「私が実業家として大成功できたのは、間違いなく一人さんのおかげです。 ではどうやって、一人さんは私を実業家として大成功に導いてくれたのか? 商売のノウハウを教えてくれたということもあります。 でも、決してそれだけではないと思うのです。 私を成功に導いてくれたのかを考えているうちに、すべての一人さんの教えに共通する、ある言葉が思い浮かびました。 それは、“器”です。 人間の器量といわれるときの“器”。 私は今まで生きてきたなかで、一人さん以上に人間としての器が大きいと思う人に出逢ったことがありません。比較するものではありませんが、唯一無二の存在。似ている人さえいない。そんな一人さんに憧れて、そして近づきたくて、一人さんから教わったことを実践してきました」 (P2より一部抜粋)

“器”と聞くと、 「あの人は器のおおきい人だ」 とか、「あの人はとても器量がいいですね」とかの言葉を思い浮かべると思いますが、はたして、その“器”や“器量”って、いったいどんなものなんでしょう?

具体的に人間のどんな部分を指して言っているのでしょう?

そして、その“器”はどうすれば、大きくなっていくものなのでしょう?

柴村さんにその答えを教えてくれたのが一人さんなのです。

◆著者プロフィール 斎藤一人さんは、銀座まるかんの創設者。 納税額日本一の実業家として知られています。 また、著作家としても活躍なさっており、心の楽しさと、経済的豊かさを両立させるための著書を何冊も出版されています。

柴村恵美子さんは、銀座まるかんグループの代表。18歳のとき指圧の専門学校で、斎藤一人さんと出会います。 数年後、一人さんの肯定的で魅力的な考えに共感し、一番弟子としてまるかんの 仕事をスタートさせました。 その後は、東京や大阪をはじめとする、13都道府県のエリアを任されています。

器とは?

本の中には、一人さんが柴村さんに教えてくれたことを、柴村さん自身の体験談やエピソードを交えながら書かれています。

柴村さんが一人さんから教わった、「誰でも“器”を大きくできる方法」。

その方法を知ることによって、仕事がうまくこともあるといいます。

さらにそれだけではなく、交渉がうまくいく技術、人を口説くためのテクニック、多くの人に支持され続けるなど、人としての“器”を大きくすることができるというのです。

では、柴村さんはどうやって“器”を大きくしていったのでしょうか。

柴村さんは、自分の器を大きくしていくためにいちばん役立つ方法は、「はたらく」ことだと言っています。

多くの人は、自分の生活を維持するために働いています。

もちろんそれは必要なのですが、それだけではただ“自分のためだけ”に働いていて、労働という役務を提供していて、代わりにその対価を得ているだけにすぎなく、そこから学びや成長を得ることはできないというのです。

一人さんは、柴村さんにこう言ったといいます。

「『はたらく』とは『傍が楽になる』ことだよ」。

つまり、「はたらく」とは単なる労働の提供ではなくて、自分以外の人への奉仕の気持ちが大切だということを教えてくれたのですね。

その他にも、「器量を上げる脳の使い方」や、「“楽”して成功する法」、など、柴村さんが斎藤さんから学んだ、“器”を育てる方法がいくつも紹介されています。

本書は、四部構成になっていて、一章から三章までが柴村さんが書かれています。

そして四章を一人さんが書いています。

その四章では、一人さん自身が毎日の生活で心掛けていることなどが紹介されています。

幸せになるには?

必要ないことを、必要ではないと言えるようになるには?

など、器量を大きくするためのノウハウが詰まっています。

毎日の生活をちょっと見直してみるきっかけにもなる一冊だと思います。

誰もが成功したいと願っているなかで、本当に成功する人としない人の違いが分かったような気がします。

ビジネスだけでなく、人間関係、人生においても“器”を大きくしていくことは大切だったのですね。