だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1701回 「朧月市役所妖怪課 河童コロッケ (角川文庫)」

地方公務員として夢を持っていた父親に憧れ、自治体アシスタントとなった宵原秀也を待っていたのは数々の妖怪たち!
宵原が赴任した朧月市は妖怪を封じ込めるための自治体。「妖怪課」という部署に配属された彼は、予想外の出来事に振り回されるながらも、地方公務員のあり方について模索していく。
妖怪が闊歩する朧月市で、秀也は住民たちに率先して夢を見ることができるのか!?

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

今回紹介する小説は、『浜村渚の計算ノート』などで人気を博している青柳さんによる新シリーズです。

その内容は妖怪たちの問題を地方公務員が解決していくというもの。

ちょっと変わったお話の予感ですね。

それでは早速見ていきましょう。

主人公は自治体アシスタントとなった青年、宵原秀也。

彼は市役所の職員だった父親に憧れ、同じ道を歩もうとしますが、市役所には転勤というものがないため、若いうちはフットワーク軽く、よりいろいろな仕事が経験できる自治体アシスタントとして働くことにしました。

そんな彼のもとへ、朧月市という地域から名指しで赴任の依頼がやってきます。 なぜ自分が指名されたのか? という疑問を持ちつつも赴任先の朧月市にやってきた秀也。

そんな彼を待ち受けていたのは、様々な種類の妖怪たちとその妖怪たちの対応に追われる市役所職員たちでした。

なんと、朧月市は妖怪たちを封じこめるために作られた自治体だったのです。

といったところで、今回、物語の一部をドラマにしましたので、どうぞ本編をお聴きください。

◆著者プロフィール 青柳さんは1980年、千葉県生まれ。 早稲田大学教育学部卒業。早稲田クイズ研究会OB。『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞し、デビュー。 『浜村渚の計算ノート』シリーズの他、『ヘンたて』シリーズ、『判決はCMのあとで ストロベリー・マーキュリー殺人事件』など著書多数です。

朧月市役所妖怪課 河童コロッケ (角川文庫)

朧月市役所妖怪課  河童コロッケ (角川文庫)

朧月市役所妖怪課 河童コロッケ (角川文庫)

地方公務員として夢を持っていた父親に憧れ、自治体アシスタントとなった宵原秀也を待っていたのは数々の妖怪たち!
宵原が赴任した朧月市は妖怪を封じ込めるための自治体。「妖怪課」という部署に配属された彼は、予想外の出来事に振り回されるながらも、地方公務員のあり方について模索していく。
妖怪が闊歩する朧月市で、秀也は住民たちに率先して夢を見ることができるのか!?