だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1703回 「お坊さんが教える「悟り」入門」

群馬県太田市にある曹洞宗瑞岩寺の副住職である著者が綴る、心やすらぐ仏の教えの書。著者はアメリカでの住職経験も持ち、ブログ、ラジオ、メルマガ等の媒体を通じての説法も精力的に行っている。少し昔の日本では、お寺は気軽に人生相談のできる場所だった。本書は、その智慧を平易な言葉で綴り、心に平穏と活力を与えてくれる。

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

お寺に人生相談に行った事ってありますか?

正直、僕はありません。

お寺に行くのは、お盆やお彼岸、法事と墓参りの時だけです。

ですが、昔の日本では、人々は気軽に近所のお寺の和尚さんに人生相談をしていたのだそうです。

確かに、お坊さんは仏教を修めていますから、今で言うカウンセリングに関しては、一番身近な専門家だったんでしょうね。

ちなみに、日本にはコンビニが約4万店舗あるそうですが、お寺はその倍の約8万あるのだそうです。

コンビニより実は身近なお寺! これはちょっとビックリですね!

さて、今回は、群馬県は太田市にある瑞岩寺の副住職である著者が、 仏の教えを平易な言葉で綴った本をご紹介しましょう。

タイトルは「お坊さんが教える悟り入門」。

……もちろん、この本を一冊読んで悟りの境地にいけるわけではありませんよ?

基本的には、世間で難解と思われるような仏教用語をテーマに、項目を短めに区切り、長谷川さんの体験談を交えて仏の教えを綴っている本です。

文章の隙間とか、フォントの大きさ、余白などデザインが、スッキリしていて、楽に読めるタイプの本です。

ちょっとマニアックな着眼点なんですが、コレは是非、書店で実際に見てみて下さい。

デザインとしてはシンプルですが、細かい配慮がされていて、これは良い本ですよ。

今回は長谷川さんにお越しいただき、インタビューをさせていただきましたので、本編をどうぞ。

◆著者プロフィール 長谷川俊道さんは、1967年群馬県生まれ。 曹洞宗瑞岩寺副住職、毛里田保育園理事長・園長。 駒澤大学仏教学部を卒業後、福井県の大本山永平寺で3年余りの修行をされ、 ハワイのパールハーバーにあるお寺で開教師(住職)を経験。 約7年間従事したのちに、実家である瑞岩寺に戻り、副住職となりました。

お坊さんが教える「悟り」入門

お坊さんが教える「悟り」入門

お坊さんが教える「悟り」入門

群馬県太田市にある曹洞宗瑞岩寺の副住職である著者が綴る、心やすらぐ仏の教えの書。著者はアメリカでの住職経験も持ち、ブログ、ラジオ、メルマガ等の媒体を通じての説法も精力的に行っている。少し昔の日本では、お寺は気軽に人生相談のできる場所だった。本書は、その智慧を平易な言葉で綴り、心に平穏と活力を与えてくれる。