だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1743回 「気障でけっこうです」

女子高生の斉藤きよ子は、人気のない公園で落とし穴にすっぽりはまった、さえないおじさんに遭遇する。男を助けようと奔走したきよ子だったが、交通事故に遭いそのまま入院してしまう。そんなきよ子の前に、公園で埋まっていた、あのおじさんが幽霊となって現れた!? 女子高生と謎多き幽霊が織りなす、ちょっと不思議で心温まる物語。

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

本作の主人公は、どこかやる気がなく、女子力低めの今どきの女子高生「斉藤きよ子」。

学年が代わり、新しいクラスメートとの人間関係に面倒臭さを感じながら迎えた、雨が降る休日。

昼過ぎまで存分に寝こけていた彼女は、「怠惰発生物質」を発散すべく散歩にでかけます。

その散歩中に訪れた公園で、彼女はとんでもなくシュールな場面に遭遇するのですが……。

ここからは、本編のドラマをお聴きください。

◆著者プロフィール 小嶋陽太郎(こじま・ようたろう) 1991年、長野県松本市生まれ。22歳。 信州大学人文学部在学中に、本作 『気障でけっこうです』 で、第16回ボイルド エッグズ新人賞を、最年少で受賞してデビューされた作家さんです。 ボイルドエッグズ新人賞は、日本初の作家エージェント「ボイルドエッグズ」が創設した文学賞で、万城目学さんの『鴨川ホルモー』 も、この賞を受賞し、大ヒットしました。

気障でけっこうです

気障でけっこうです

気障でけっこうです

女子高生の斉藤きよ子は、人気のない公園で落とし穴にすっぽりはまった、さえないおじさんに遭遇する。男を助けようと奔走したきよ子だったが、交通事故に遭いそのまま入院してしまう。そんなきよ子の前に、公園で埋まっていた、あのおじさんが幽霊となって現れた!? 女子高生と謎多き幽霊が織りなす、ちょっと不思議で心温まる物語。