だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1744回 「ちいさなかみさま」

人々の心に宿る“ちいさなかみさま”をめぐる感動のショートストーリーの数々。実際に出会った人たちの心の中の、悲しくも切ない、けれども勇気を与えてくれる“ちいさなかみさま”。読後は、 きっといま、どんな辛い状況であったとしても頑張る勇気がもらえるはず。今日マチ子さんの繊細な挿し絵もじんわりと胸に響きます。

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

今回は心温まる話が詰まった短編集のご紹介。

石井さんは、まえがきでこう語っています。

『寂しい時、悲しい時、不安な時、多くの人は暗い闇の中をどこへどう進んでいいのかわからなくなる。 そんな時、暗闇の中に自分しか見えない光を灯し、それが照らす道をゆっくりと歩んでいく。 この灯火は場合によっては希望と名づけられ、場合によっては夢と名づけられ、また別の場合には勇気と名づけられる。 人の心を支えるものとしては、いずれも等しい意味を持つ。 私は、この灯火をあえて「ちいさなかみさま」と呼んでいる。 本書を通して、あなたが、自分にとってのちいさなかみさまを見つけ出してくれたらうれしい』

今回は本書の中から「笑顔は幻でしょうか」をドラマでご紹介します。

ぜひ本編をお聴きください。

◆著者プロフィール 著者の石井光太(いしい・こうた)さんは、1977年東京生まれ、ノンフィクション作家。 緻密な取材と幅広いテーマで、世界の現実を描く著書が数多くあります。 東日本大震災を描いた『遺体』が10万部超のベストセラーとなり、映画されました。 挿し絵には、今日マチ子(きょう・まちこ)さん。 独特の叙情的タッチと作風で高い評価を得て、手塚治虫文化賞新生賞を受賞されています。 とても優しいタッチで描かれている今日さんの絵は、見ているだけで切なく、けれども温かい気持ちに。

ちいさなかみさま

ちいさなかみさま

ちいさなかみさま

人々の心に宿る“ちいさなかみさま”をめぐる感動のショートストーリーの数々。実際に出会った人たちの心の中の、悲しくも切ない、けれども勇気を与えてくれる“ちいさなかみさま”。読後は、 きっといま、どんな辛い状況であったとしても頑張る勇気がもらえるはず。今日マチ子さんの繊細な挿し絵もじんわりと胸に響きます。