だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1750回 「夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣」

「夢もお金も手に入れる人」と「夢もお金も遠ざける人」の違いは、ごくわずかなもの!歯科医、経営コンサルタント、コーチ、セラピスト、そして著者として、6万人以上と対話してきた井上裕之さんは、本書でそう述べます。夢もお金も手に入れるためには、本当にシンプルな習慣でいいのです。今のあなたを全肯定してくれるのに、今のあなたを変えてくれる、優しさと暖かいエネルギーに満ちた一冊です。

新刊ラジオを購読する方はこちら

読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました

概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

まず最初に言いたいのは、「この本は、あなたにとても優しいです」

文章を読むだけでも、井上さんの穏やかな雰囲気を感じます。

変な話ですが、読むだけで、リラックスした心持ちになることができました。

では、もうちょっと具体的に本書の内容を見ていきましょう。

「はじめに」の文章が、秀逸なので、ちょっと引用しますね。

突然ですが、少し想像してみてください。 「やりたいことを仕事にし、大好きな仲間に囲まれ、毎月の収入も使いきれないくらい入ってきて、毎日がワクワクするような夢もお金も手に入る人生」と 「お金のためだと割り切って、やりたくない仕事を我慢して行い、気の合わない人間関係に疲弊して、毎日がストレスまみれの夢もお金も遠ざかる人生」 あなたはどちらを選びますか?

前者に決まってんだろ!!

と、僕は思わず声に出してしまいました。

井上さんはこう続けます。

考えるまでもないかもしれません。 しかし、実際はどうかというと、多くの人が、後者の 「お金のためだと割り切って、やりたくない仕事を我慢して行い、気の合わない人間関係に疲弊して、毎日がストレスまみれの夢もお金も遠ざかる人生」を 過ごしているのではないでしょうか?

そうなんですよね……確かに、世の中はそういう人が多いと思います。

この流れを受けて、井上さんはこのように述べています。

歯科医師として、著者として、コーチとして、セラピストとして、 6万人以上の人対話してきた経験から「夢もお金も手に入れる人」と「夢もお金も遠ざける人」との差は、わずかなものである、と。

それが、本書に記されている70個のヒントから得られる、シンプルな習慣。

ヒントが70個もあるからといって、決して多いとは思ってはいけませんよ。

読み進めてあなたなりに理解してキチンと自分と向き合えば、この70個のヒントはとてもシンプルな成功への秘訣へとあなたの中でまとまっていくはずです。

◆著者プロフィール 井上裕之さんは1963年、北海道生まれ。 歯学博士、経営学博士、コーチ、セラピスト。 医療法人社団いのうえ歯科医院 理事長。 本業の傍ら、1億円以上の自己投資を通じて、世界中のさまざまな自己啓発、経営プログラム、能力開発などを学んでいました。 その集大成として、ジョセフ・マーフィー博士の「潜在意識」とピーター・F・ドラッカー博士の「ミッション」を総合させた「ライフコンパス」を提唱。 現在はセミナー講師としても全国を飛び回り、会場は常に満員。 2014年9月には日比谷公会堂で1200名の講演を成功させています。。 著書は多数あり、著書累計は100万部を突破!

シンプルな習慣

本書の内容をいくつかご紹介しましょう。

ヒントの項目名以外に、本文の中からも選んでみました。

・夢が持てない自分を責めない

井上さんはまず最初に、「夢が持てない自分を責めないで下さい」と言います。 夢が持てないのは「あなたのせいじゃない」んです。 あなたのいる環境や、みんな一緒がいいという教育方針などが、いまの日本では夢を持つ事の障害になっているんです。 だから、自分を責めない。それが、夢をかなえるための第一歩なんだそうです。

・「何かをやるために何かをあきらめる」ことはしない

井上さんは、夢を持つために一番大切なことは、自分の欲求を全て満たそうと願うことだと言います。そうなんです、欲張っていいんです。 「AをするためにBをあきらめる」とか、「BがないからAができない」とか、そんな風に考えずに「AとB両方を手に入れる」そうやって夢を追いかけることが大事です。

・相手の価値観に合わせることができるかどうか検討する

欲張っていいといいましたが、こちらもとても大事だと思います。 たとえば、今の仕事や人生にやりがいを感じない場合、それは双方の間で価値観のズレが生じていると、井上さんは言います。 会社・パートナー・家族などと、価値観をすりあわせてみましょう。 もしも、価値観の共有ができれば、会社のために、家族のために、あの人のために、自分のために、と、充実した人生を送り、夢へと大きく近づけるでしょう。

・「死ぬときに後悔すること」のトップにあがるのが、「他人が期待する人生を 生きてしまったこと」

これは心にグッときました。 先ほどの価値観の共有とのバランスが大事ですが、 あなたの人生はあなたのものです。あなたの夢もあなたのものなんです。 他人に優しい人ほど、心に刺さる言葉かと思います。 本書55ページにこの言葉はありますので、前後の文脈と合わせて、 あなたが、考えてみて下さい。

まとめ

このまま紹介していくと時間がなくなってしまうので、最後に一つだけこちらを紹介しようと思います。

・夢を細分化して、できることにフォーカスする

井上さんの言う「夢をあきらめないための原則」の中から、 原則3)「できること」にフォーカスをあて、それを実行していくこと これは僕の今の人生に必要だ!と思って、思わずメモに書き留めました。 「何をしなければならないか」と考えるのではなく「何ができるか」考える、というお話にもつながってきます。 もし、あなたが夢を持ったなら、そこへ向かう楽しい道は、こういう事なんじゃないでしょうか? 夢を目指すのはつらい、夢をかなえるのは大変。 そうやって思い込んでしまっている人は、「できること」から始めてみては!?

こちらの本70のヒントという形で70項目に分けられていますが、 その中から色々と気づきが得られる一冊です。

今回僕は、「僕が感じ入った」部分を紹介しましたが、 この本を読んだあなたは、また別のところから自分の夢をそして成功への道を見出す事ができるかもしれません。

具体的なノウハウ、やり方に縛られず、自分と向き合いながら、 この本は読んでみて下さい。

夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣

夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣

夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣

「夢もお金も手に入れる人」と「夢もお金も遠ざける人」の違いは、ごくわずかなもの!歯科医、経営コンサルタント、コーチ、セラピスト、そして著者として、6万人以上と対話してきた井上裕之さんは、本書でそう述べます。夢もお金も手に入れるためには、本当にシンプルな習慣でいいのです。今のあなたを全肯定してくれるのに、今のあなたを変えてくれる、優しさと暖かいエネルギーに満ちた一冊です。