だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第624回 「人生生涯小僧のこころ―大峯千日回峰行者が超人的修行の末につかんだ世界」

仏教の世界で、千日回峰行を満行すると大阿闍梨となります。著者の塩沼亮潤さんは、金峯山寺1300年の歴史に2人目となる大阿闍梨。悟りとは、苦行を経験したから得られるものではない。大事なのは、行から得たものを生活の中でよく実践すること。世のため、人のためと、幾多の苦難を乗り切ってきた著者は、行を通して何を悟ったのか。行での経験と想いを綴った、人生の指針となる一冊です。

新刊ラジオを購読する方はこちら