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『お金がどんどん増える人 お金がたちまち消える人』 一生お金に一生お金に困らない「増える人」の行動ルール43

解説

 思うように給料が上がっていかない今、「お金」の悩みは切実です。
「思うように貯金もできない」という状況でお金を増やしていきたいのであれば、考え方や行動を含めた生活習慣を見直すべき、と語るのは、『お金がどんどん増える人 お金がたちまち消える人』(学研パブリッシング/著)の著者・午堂登紀雄さん。

 午堂さんいわく、お金を増やしていくために必要なのは“「なんとなく」でモノを買わないこと”。
 思い返してみてください。なんとなく払い続けている生命保険や医療保険、コンビニでなんとなく買ってしまう新商品……こういったものにあなたはいくらお金を使ったか。
 これら「なんとなく」の消費をやめて、お金を使うことの目的や意味を考えないと、お金はどんどん消えてしまいます。

 こういった「なんとなく」の性質は日常生活のいたるところにあらわれます。
 たとえば、今あなたの部屋は散らかっていて、モノであふれ返っていませんか?もし心当たりがあるなら、あなたもお金が増えずに消えていってしまう「なんとなく人間」かもしれません。

部屋の中がモノであふれ返っている

 部屋の中がモノであふれてしまう理由は、もちろん「なんとなく」で衝動買いを繰り返すから。加えて「モノを捨てることができない」ことも挙げられます。不要になったものでも「いつか必要になるかも…」と、なんとなく取っておいてしまうのです。

 こういう人には「自分に自信がなく、モノに囲まれることで安心したがったり、満たされない心を買い物によって埋めようとする」という心理的な傾向があるそう。これでは部屋が散らかるのも当然です。でも、もっと大きな問題が隠れています。

モノに執着すると収入が上がらない?

 「衝動買い」も「捨てられない」も、意味するのは「モノへの執着の強さ」です。こういう人は自分のモノを失うことを極度に恐れる傾向があり、リスクを取ってチャレンジしたり、人にふるまったり、将来の自己投資としてお金を使うといった、「一時的にモノやお金を手放す行動」が取れないのです。
 しかし、これらはすべて、お金を稼ぐ力をつけたり、お金を増やすためには欠かせない行動。モノに執着することで、自分を成長させ、世界を広げて稼ぐ力をつけるチャンスを自分で閉ざしてしまうことになると考えると、恐ろしいですよね。

 一方、お金持ちになる人は、将来の自分のための投資や新しい経験のためにお金を使うことを惜しみません。それが巡りめぐって「稼ぐ力」につながり、お金を増やすことにつながることを知っています。お金を増やすためにも、一度手放すことを恐れないのです。
 こういう人は、不要なものはためらいなく捨てられますし、「なんとなく」でお金を使うことはありません。だから、部屋の中は片付いていてモノが少ないといいます。

 「なんとなく」でモノを買ってしまうことは、ビジネスの仕組み作りがうまい「賢い人」にお金をどんどん吸い上げられていることだとも言えます。はっきりとした意志を持たずにこういうことを続けていれば、お金が増えるはずもありません。
 本書には、「お金が減る人」と「お金が増える人」の習慣や行動、考え方の違いがまだまだ数多く取り上げられています。お金を稼げて、増やせる人になるために、今の自分の生活を見直してみてはいかがでしょうか。

(新刊JP編集部)

目次

第1章 「常識」を捨てると、お金はどんどん増える!
01

お金が消える人の家はモノであふれ返り お金が増える人の家はモノが見当たらない

02

お金が消える人は「ファーストクラス」にあこがれ お金が増える人は「エコノミークラス」でくつろぐ

03

お金が消える人は「デパートの大安売り」を喜び お金が増える人は「お金の大安売り」を喜ぶ

04

お金が消える人の結婚指輪は「ダイヤ」のリング お金が増える人の結婚指輪は「ゴールド」のリング

05

お金が消える人は「ダイエットできた自分」を想像し お金が増える人は「途中経過の自分」を想像する

06

お金が消える人は「行列」に並ぶのが好きだが お金が増える人は「優先パス」を買う

07

お金が消える人は「給料日後」に奮発するが お金が増える人は「必要ならいつでも」奮発する

第2章 「惰性」を捨てると、お金はどんどん増える!
08

お金が消える人は「1万円札」を大切にするが お金が増える人は「1円玉」を大切にする

09

お金が消える人は「自販機」で缶コーヒーを買うが お金が増える人は「マイ水筒」を持ち歩く

10

お金が消える人は「駅の券売機」で切符を買うが お金が増える人は「電子マネー」で通過する

11

お金が消える人は「なんとなく」コンビニに立ち寄るが お金が増える人は 「きちんと」買うものを決めていく

12

お金が消える人は「長財布」という結果から入るが お金が増える人は「なぜか」という原因から入る

13

お金が消える人は「道具」にこだわるが お金が増える人は「使い方」にこだわる

14

お金が消える人は毎日家計簿をつけるが お金が増える人は家計簿などには頼らない

15

お金が消える人は「家族」に家計管理を任せきり お金が増える人は「自分」で管理して増やしていく

第3章 「見栄」を捨てると、お金はどんどん増える
16

お金が消える人は「他人の持ち物」に興味を持ち お金が増える人は「自分の将来」に興味を持つ

17

お金が消える人は「人気企業」のヒラ社員で終わり お金が増える人は「ダサい企業」でトップになる

18

お金が消える人はお金について口を閉じ お金が増える人は大きく口を開く

19

お金が消える人は値引きが恥ずかしいが お金が増える人は値引きが大好き

20

お金が消える人は飲み会の幹事を断るが お金が増える人はふたつ返事で引き受ける

21

お金が消える人は「新製品」を買い お金が増える人は「型落ち」を厳選し活用する

22

お金が消える人は「オプションプラン」を加えるが お金が増える人は「ベーシックプラン」で済ませる

第4章 「我慢」を捨てると、お金はどんどん増える!
23

お金が消える人はせっせとお金を貯め お金が増える人はせっせとお金を手放す

24

お金が消える人は「下を向いて」歩き お金が増える人は「キョロキョロ」する

25

お金が消える人は 「ちょこちょこ」お金をおろし お金が増える人は「月1でまとめて」おろす

26

お金が消える人は「まず勉強」から始めるが お金が増える人は「まず行動」に移す

27

お金が消える人はいつも「謙虚」に振る舞うが お金が増える人はときに「尊大」に振る舞う

28

お金が消える人は「ほどほどの人」から教わるが お金が増える人は「一流の人」から教わる

29

お金が消える人は「年賀状」を一枚一枚印刷し お金が増える人は「SNS」で一斉にメッセージを送る

第5章 「場当たり」を捨てると、お金はどんどん増える!
30

お金が消える人はビニール傘を「3本以上持ち」 お金が増える人は「1本」しか持たない

31

お金が消える人は「セールスコピー」を信用するが お金が増える人は「科学的裏づけ」を信用する

32

お金が消える人は「いつもと同じ同僚」と飲みに行き お金が増える人は「新しい知り合い」を加える

33

お金が消える人は「縁起」をかつぐが お金が増える人は縁起や言い伝えと「距離」を置く

34

お金が消える人はどんなことでも「他人まかせ」で お金が増える人は大事なことは「自分」で考える

35

お金が消える人は「すぐにキレやすい」が お金が増える人は「いつでも穏やか」に振る舞う

36

お金が消える人は「通信講座」を選ぶが お金が増える人は「通学」するほうを選ぶ

37

お金が消える人は「レビューを見て」本を買うが お金が増える人は 「実際にパラパラめくって」買う

第6章 「思考停止」を捨てると、お金はどんどん増える!
38

お金が消える人は「値段」で選び お金が増える人は「価値」で選ぶ

39

お金が消える人は「宝くじ売り場」で夢破れ お金が増える人は「財テク情報」で夢を手に入れる

40

お金が消える人は「カード決済」をいやがるが お金が増える人はその「メリット」を徹底活用する

41

お金が消える人は「増税前」に購入するが お金が増える人は「増税後」に購入する

42

お金が消える人は「税金はよくわからない」と言い お金が増える人は「わからないから調べる」と言う

43

お金が消える人は「そういうもの」と素直に信じ お金が増える人はその「意味」を具体的に考える

著者プロフィール

午堂登紀雄

1971年、岡山県生まれ。中央大学経済学部卒。米国公認会計士。

大学卒業後、東京都内の会計事務所にて企業の税務・会計支援業務に従事。大手流通企業のマーケティング部門を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして活躍。2006年に独立、株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズ、2015年には株式会社エデュビジョンを設立。 不動産投資コンサルティングや事業開発を手がける一方、資産運用やビジネススキルに関するセミナー、講演でも活躍中。

著書は『年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』『「30代で年収3000万」の人は、いつも何を話しているのか?』、(学研パブリッシング)『僕が30代で5億円の資産をつくれたのは、誰でもできるシンプルなことを大切にしただけ』、(かんき出版)『お金持ちが財布を開く前に必ずすること』(KADOKAWA)など多数ある

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