渡邉美樹インタビュー動画
内容紹介
著者の渡邉美樹氏はワタミ株式会社の取締役社長、学校法人郁文館夢学園理事長を兼務する実業家だ。最近は教育関連の話題でコメンテーターとしてメディアにも顔を出す機会が多いため、その存在を知っている方も多いと思う。
本書は、その渡邉氏が綴った自伝であり、人生論だ。
読み進めていくと、企業経営においてその位置を確立した渡邉氏の経営哲学が、彼自身の人生におけるさまざまなエピソードをもとに発想されてきたことがとてもよく理解できる。
母親の死との対峙、父親が経営する会社の清算などを経験し、将来は経営者になることを決意した渡邉少年は、やがて青年となり世界を放浪する旅に出かける。その帰路、アメリカはニューヨークでふらりと立ち入ったライブハウスで見た風景に彼は魅了される。その風景こそが、彼の経営論の土台となるのだ。
人が成長していく瞬間には、何かしらのドラマが展開している。多くの読者に支持を得る渡邉氏の経営論も、そうした様々なドラマを経験した彼ならではのものであることを強く感じる。
また、「教育」や「介護」などといった渡邉氏から切り離すことのできないキーワードはもちろん、「人生観」そのものについても存分に語られている。
若いビジネスパーソンも、40代の管理職の方々も、60代前後の「老後」という時間をどう過ごそうか考えている方々も、全ての年代の方々に読んで欲しい一冊である。
(新刊JP編集部)