解説
結婚式を挙げない、いわゆる「ナシ婚」を選択するカップルが増えているという話を聞いたことはありませんか? 厚生労働省発表の人口動態統計によれば、2011年の婚姻件数はおよそ67万組。ところが、経済産業省が2005年に発表したデータによると結婚式の挙式件数は約35万件と、半数しか結婚式を挙げていないことになります。
結婚式を挙げるかどうかは夫婦が決めること。しかし、女性としてはきれいなウェディングドレスを着たいと思うでしょうし、親に対する感謝の気持ちを表現する場として結婚式を挙げたいのではないでしょうか。
本書はそんな女性たちに向けた「結婚式を絶対に挙げるべき理由」を説明した一冊。
特に結婚式に向けていまいちテンションの上がらない彼氏や夫がいる女性にとっては心強い味方になります。
これを言えば男はイチコロ!? 結婚式のメリット
本書の著者である林敏史さんは、この中で、「結婚式を行うことのメリットは数限りなくあるのです!」と強く訴えます。
そのメリットは女性だけでなく、男性にとっても計り知れないものがあるようです。男性の心に強く響く「結婚式のメリット」をご紹介しましょう。
○職場の上司から一人前の男として認められる
結婚式を挙げるとなると、職場の人間を呼ばない理由はそうありません。実は、職場の特に上司にあたる人は、結婚式に挙げるにあたり心強い味方になってくることが多いのだそうです。
仕事のできる上司は、部下の結婚式に意欲的。結婚式は大きなイベントですから、完遂することによって仕事にも役立つ様々な能力を身につけられることを知っているのです。
○結婚式を挙げられる男は仕事もできる
つまり、結婚式とはビジネスでいうところのプロジェクト、しかも大きなプロジェクトといえるのです。新郎新婦というチームがいろんな人を巻き込んでいって進めていく。しっかりと分担して、一人に仕事が集中しないようにするというところも、チームのマネジメントに共通します。
ほかにも予算の組み立てやスケジューリングといったこともビジネスと共通するもの。こうしたところでイニシアチブをしっかりとれるようになれば、ビジネスパーソンとして一気に成長できるはずです。
女性が主役といわれることが多い結婚式ですが、男性にとっても、とても大事な人生の一コマになるものであり、何よりも実務的な側面で学べることは多いのです。
『ナシ婚は危ない! 幸せになりたけりゃ結婚式を挙げなさい』ではこのほかにも、結婚式を挙げるメリットがたくさん書かれています。もし、夫や彼氏が腰を上げてくれないと困っていたら、ぜひカップルで読んでみてください。