世の中には短期間で一気に成長し、あっという間に数十億円を稼いでしまう“突き抜けた成功者”がいるものです。しかし、彼らはどうしてその成功を手にすることができたのでしょうか。
ネオヒルズ族の旗手として各メディアで話題の人物となっている与沢翼さんは、まさに突き抜けた成功者の一人といえる存在。2011年、手持ちの10万円の資金だけでネットビジネス界に参入し、わずか半年で5億円を稼ぎ、2012年5月には株式会社 Free Agent Styleを創業。今やグループ会社は11社以上、年商見込み50億円の企業に成長させています。
与沢さんの新著『秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ』(ソフトバンククリエイティブ/刊)は、1%の成功者だけが知っている秘密のルールを明かした一冊。そこには成功者になるための5つの法則が書かれていました。
法則その1:「こうなりたい!」という強い成功願望を持つ
成功とは何でしょうか。それは、目標や夢をかなえることです。だから、まず、目標や夢を持つことが求められるのですが、与沢さんは「持つ」だけでは不十分だといいます。大切なことは目標や夢の実現願望を強く持ち、それに“執着する”こと。誰かに「そんな夢は諦めろよ」と言われても続けるくらいの、自己洗脳といえるような刷り込みが大事なのです。
また、成功願望を強く持つ上で大切なものの一つのが“自己否定”です。今の自分に満足せず、這いつくばってでも夢や目標を達成させようとする強い力が成功への原動力となるのです。
法則その2:“最短最速”という思考を身につける
圧倒的な成功者になるために大切なことは、貯めたお金を投資することです。貯めればいいと思っているだけでは大間違い。投資をしなければ、お金は増えません。そこで重要なのが、投資回収のスピードです。
これまでの投資の世界であれば、ROI(投資収益率、利益を投資額で割って算出する)が10%ならば優秀、20%超ならばかなり優秀とされてきました。ところが、与沢さんはROIの比率よりも、その回収速度に注目しているといいます。
通常、ROIは1年間というタームで測るものですが、変化が速い現代においては、年間ではなくて四半期や月間という極めて短いタームで計算すべきだろうと与沢さんは指摘します。その上で、“最短最速”の利益回収を見込めるのが、ネットビジネスとしています。
法則その3:ゴールから逆算して階段を上っていく
達成しなければいけない目標や夢を実現させるためには、戦略が必要です。成功戦略を立てて、それに沿って行動をしていくことが求められるのです。
ここで大切なことは、ゴールから逆算して戦略をたてていくということ。いつまでにここまで達成するといった具合に、と段階を踏んでゴールに確実に近づけるようにしましょう。
法則その4:成功者になるための勉強法とは
与沢さんは成功者になるために、ある分野で圧倒的ナンバーワンの商品をつくりだしている企業をひたすら分析したそうです。ナンバーツーではなく、ナンバーワン。しかも圧倒的な。その理由は、そこに事業の答えが書かれているからです。
また、圧倒的な収益をあげた企業が、その前に何をしていたのか調べるのも有効だといいます。例えばソーシャルゲームで大手になったモバゲー(DeNA)やグリーがメディアでCMをバンバン打つ前にどのようなことで稼いでいたのか。成功する人や会社は、“成功するための根本的スキル”を持っています。与沢さんはそれを探り当てたのです。
法則その5:「上・横・下」の人間関係を掌握する
与沢さんの人心掌握術の基本となるのが「上・横・下」です。自分と関わる人たちを3つに分けて考えます。
まず、「下」は部下や後輩のことを意味しており、自分についてきてもらう、牽引するという要素を持っています。続いて「横」は仲間や同僚のことで、平等の関係が働きます。最後の「上」は、先輩や上司が対象となるはずですが、成功を目指すという意味でいうと上司や先輩はあまり大きな力になりにくいはず。そこで「上」に当てはまるのが、先輩経営者です。彼らが持っている経営資源を使わせてもらうことができれば、目標の達成はグッと近づくはずです。
本書ではこの5つの法則が詳しく説明されており、より具体的な方法を学ぶことができるようになっています。
成功するのか凡人のままでいるのかは、その人の意志次第。そこで、成功したいと思う気持ちが少しでもあるならば、すぐに動き出さなければ遅れをとってしまうでしょう。与沢さんは“最短最速”という言葉を重視します。
変化が速いこの時代を生き抜き、成功するために、この5つの法則は実践すべき価値があるはずです。
(新刊JP編集部)
1982年11月11日生まれ。早稲田大学卒業。
株式会社Free Agent Style Holdings代表取締役会長。
小学生の頃から商売を始め、高校は3日で中退。
30以上の職種を経験し、自身でも洋服やバイク、車の転売、仲介のビジネスを興す。
19歳の春に勉強を開始し、大検を取得し9カ月後、早稲田大学社会学部に入学。
入学後、弁護士を志すも、年商120億円の事業家のカバン持ちを経てベンチャー起業家に転身。
23歳、大学4年次に学生起業し、わずか3年半で月商1億5000万円の会社に成長させるが、6年目に倒産。
その後、2011年9月、たった1人、手持ち10万円の資金からネットビジネス界に参入し、わずか半年で5億円を稼ぎ出す。
2012年5月、新会社「Free Agent Style」を創業。
21世紀型の働き方「フリーエージェント・スタイル」の啓蒙・普及を開始。
六本木に260坪のオフィスを構える。
インターネット広告代理、ASP、eラーニング、WEBコンサルティング、DVD製品の販売など、現在、グループは11社以上、年商見込み50億円、社員数100名超の会社に成長する。
また、共栄ボクシングジムとの業務提携、東京ガールズコレクションのメルマガ部門の買収、西麻布の会員制料亭の買収、出版社ゴマブックスへの5000万円の出資など、各方面に投資を行っている。
2017年、年商1000億円のグループ企業を目標にビジネスを展開し続ける。
その他に類を見ないスピードで成功する姿にメディアも注目。
テレビ番組「笑っていいとも」「ダウンタウンDX」「有吉ジャポン」「ありえへん∞世界」、雑誌「週刊新潮」「週刊ダイヤモンド」「AERA」「週刊ポスト」「東京ウォーカー」、ラジオ「J-WAVE」など多数出演。今、最も注目を集める若手起業家である。
著書に『Super Free Agent Style』(角川フォレスタ)、『秒速で1億円稼ぐ条件』(フォレスト出版)、『与沢翼物語』(インフォレスト出版)がある。