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解説

 もっと速く、たくさんの情報をインプットしたい。
  誰でも日々大量の情報に触れる現代ですから、こんな悩みを持つ人は多いはずです。

 速く、正確に、大量の情報を処理するというのは、もはや現代人の必須スキル。この力を身につけるために「速読」は役立ってくれます。
 「速読」といっても「パラパラと本をめくるだけで内容がすべて頭に入る」というような特殊能力ではありません。『1日が27時間になる! 速読ドリル』(総合法令出版/刊)の著者で、速読日本一の称号を持つ角田和将さんは、文字を1文字ずつ追うのではなく、ある程度まとまった文字数の「ブロック」として認識し、文章を読むのではなく見ることで読むスピードを上げる方法を提唱。これを身につけることで、読むスピードが2倍~3倍になるとしています。

“文字を「ブロック」で捉える”とは?

 文字を「ブロック」として認識する、と言われてもなかなかピンと来ない人はレストランのメニュー表を見ている時の感覚を思い出してもらうとわかりやすいかもしれません。メニュー表は文字がかかれているけれど「読む」とは言わず「見る」と言うと思います。その感覚です。それまで極端にいえば1文字ずつなぞり読んでいたものを、ある範囲をかたまり(ブロック)として一度に視野に入れて読み進めていくというのがこの方法です。これは、簡単なトレーニングによって身につけることができます。たとえば、文字を読まずにかたまりで認識するためには、こんなトレーニングが有効です。

「ブロック」の認識力を高めるトレーニング

 本書では「ブロック」の認識力を高める方法として、同じ漢字が100文字並ぶ中から1つだけ異なる漢字を見つけるトレーニングを紹介しています。
 ここでは簡略化したものを掲載しますが、以下の中から3秒以内に他と違う漢字を見つけることができますか?

問題用画像:以下の中から3秒以内に他と違う漢字を見つけることができますか?

 3秒とはいかなくても、少しでも早く見つけられるようにトレーニングすることで、「ブロック」の認識力が向上し、読むスピードを上げるために役立ちます。

本書では、一度に目に入れることのできる「ブロック」を大きくして、「ブロック」の認識力を高めるトレーニングがまだまだ紹介されています。簡単で、楽しくできるものばかりなので、情報処理能力を高めたい人、インプットを増やしたい人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

(新刊JP編集部)

目次

第1章 
この速読で1日が3時間増える!
第2章 
数字なぞりトレーニング
第3章 
間違い探しトレーニング(イラスト編)
第4章 
間違い探しトレーニング(文字編)
第5章 
再現トレーニング(イメージ編)
第6章 
再現トレーニング(文字編)
第7章 
文字並べ替えトレーニング
第8章 
言葉の思い出しトレーニング
第9章 
ふだんの生活でできる速読トレーニング

著者プロフィール

角田 和将(つのだ・かずまさ)

1978年生まれ。Exイントレ協会代表理事。
高校時代、国語の偏差値はどんなにがんばっても40。本を読むことが嫌いだったが、借金を返済するため投資の勉強をはじめる。
その後、500ページを超える課題図書を読まざるを得ない状況になり、速読をスタート。
開始から6ヶ月後に日本速脳速読協会主催の読書速度認定試験で、1分間約1万文字の認定を受ける。
8ヶ月目には同協会主催の速読甲子園で準優勝、翌月に開催された特別優秀者決定戦で速読甲子園優勝者を下し、約2万人中1位の日本一となる。
その後、独立。速読を通じて時間の量と質を変えることの大切さを教えるため、国内外を飛び回っている。

これまでに指導した生徒は1000名超。「1日で16冊読めるようになった」「半年間で500冊もの本を読んだ」など、ワンランク上の速読を目指しつつ、挫折しない、高い再現性を実現する指導を行なっている。

投資においても、1000名の受講生に対して、独自の理論に基づく速読理論と経験を踏まえた指導を行ない、月収数十万円~数百万円の利益を上げるトレーダーを多数輩出している。
著書に、『速読日本一が教える 1日10分速読トレーニング』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

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