先生、歯がキレイだと人生もうまくいくのですか？

解説

　たとえ虫歯が一本もなくても、定期的に歯科にかかって歯のメンテナンスをした方がいい、というのは多くの人がわかっていること。しかし、それでも私たちは実際に歯が痛くなってからでないと、なかなか歯科に行こうとしません。

　そんな中、歯科医の磯部知巳さんは、「歯科にかかることで人生が好転する」として、定期的に歯科にかかってデンタルケアをすることが、人生全般に好影響を与える点を指摘しています。

虫歯がなくても…知らないうちに歯周病が進行することも

　本書の著者で歯科医の磯部さんが、定期的に歯科にかかることを勧めているのは、「歯磨きだけでは口の中のトラブルを完全に防ぐことはできない」という、医学的な理由が第一にあります。
　歯が痛くなくても、目に見えない奥歯で歯周病が進行することもありますし、かぶせ物をした歯の深部で虫歯が進行してしまうことも。
　これらを放置すると、いずれ必ず歯を抜かなければならない時がきます。そして、歯を失うことで物を咀嚼できなくなると、生活にさまざまな支障が出てくるのは周知の通りです。歯を軽視することが生活や人生の充実度を下げる可能性について、私たちはもっと真剣に考えるべきなのかもしれません。

「めんどくさい」からこそ先延ばしにするな！

　では、なぜ歯医者に行く気にならないのかを考えると、やはり「めんどくさい」ということに尽きます。
　「定期的に歯科にかかった方がいいのはわかっている。でも忙しいし、時間もお金もかかる」ということでつい先延ばしにしている、という人が大多数でしょう。
　でも、この「先延ばし癖」が人生にいい影響を及ぼすことはありません。
　仕事で結果を出すのも、夢をかなえるのも、大事なのは計画を立てて着実に実行する行動力です。「先延ばし癖」がついてしまうと、この行動力がどんどん失われてしまいます。
　考えたことを着実に行動に移せる人であるために、たとえ「めんどくさい」ことでも、未来の自分のためだと思って先延ばしにせず取り組む姿勢を持っておきたいところです。

歯をキレイに保てば楽しい時に思い切り笑える

　また、歯をきれいに保つことは幸福に直結することも忘れてはいけないポイントです。
　歯が汚れていたり、虫歯が見えている状態では、なかなか大きく口を開けて笑うことができないはず。楽しいことがあっても思い切り笑えないのでは、人生を損しているともいえます。
　デンタルケアを定期的に行うということは、楽しい時に大きく口を開けて笑えるようになるということです。これはすごく幸せなことですよね。

　本書では、デンタルケアを怠ることのリスクだけでなく、定期的に歯科にかかることで得られるメリットと人生に与える影響について、歯科医の目線からつづられています。
　歯は自分が思っている以上に幸福や健康にかかわってくる大切なもの。未来の自分のためにも大切にしたいですね。

はじめに

「歯があなたの人生をつくる」

第１章・あなたの意識が人生をつくり蘇らせる

1-1

歯医者に行くメリット

1-2

なぜあなたは歯医者に行けないのか？

1-3

意識が体（細胞）を活性化する

1-4

アレルギーも思考が原因？

1-5

歯と臓器の活性を高める（東洋医学的見地から）

1-6

「量子論」による健康への誘い

第２章・めんどくさい病にかかっていないか？

2-1

「めんどうだと」思う人は幸せにはなれない

2-2

自分の意思と行動があなたの健康と人生を決める

2-3

噛めることが元気を作り、脳の機能も高める～噛める人はいつまでも元気～

2-4

先延ばし癖は大損する

第３章・幸せになるための（幸せを引き寄せるための）習慣を作り出す方法

3-1

毎日しっかり正しい歯ブラシができれば
成功する素質があるということ

3-2

なぜあなたは継続が苦手なのか？
～あなたが情けないわけではなく方法を知らないだけ～

3-3

積極的に健康を作り出す習慣（あなたの思考が様々な病気を作る）
～心と体（歯も含め）のセルフメンテナンス～

第４章・自分でつかみに行くという考え方（依存を断ち切る）

4-1

あなたが信頼できるドクターと共同で一生戦える歯と体をつくる

4-2

あなたに合うメンターの探し方（あなたにとっての名医の探し方）
［コラム］　口腔外科

4-3

ドクターを替えるときは紹介状を書いてもらう

4-4

口の中に電流が流れる？

4-5

歯の治療には選択肢がある

4-6

自分の体は自分で守る！という生き方をする
～最適治療があなたの歯と体を守る～

4-7

歯の治療や歯医者との良好な付き合い方
～これは人生にも言えること～

第５章・歯の痛みも心の痛みも乗り越えられる

5-1

「気」の力を味方につける

5-2

振動医学で心身ともに健康になる

5-3

固有振動調整
■ 筋力反射テスト
［コラム］　O―リングテスト

第６章・幸せな人生を手に入れるセルフコーチング
～思考は現実化する　100%例外なく～

6-1

歯医者になかなか継続して行けない人たちへのレバレッジ
［コラム］行動を決めるもの

6-2

治ろうとしない人たち（病気が治る人の考え方、心構え）病気を楽しむ人々

6-3

ストレスに対処するすごい方法

6-4

気が充実すれば仕事も成功する！

第７章・あなたが自信を持って輝ける

7-1

健康で美しい歯の追求があなたの人生にもたらすこと
■ 生まれ持ったものよりも良くできるのが「歯」
■ 美しい歯はあなたの幸福度を変える
■ 健康な歯はあなたのバイタリティーを変える
■ 歯を治療する最大の目的はさらなる幸福のため
■ 歯の美と健康の基本、セラミック
■ 汚れた歯と銀歯はあなたを老けさせる
■ 白という色の不思議なメンタルの効果

7-2

あなたのコンプレックスを上手に活用する方法
［コラム］フラクタル心理学

7-3

セラミックで美と健康を創造する
■ オールセラミックのメリット、デメリット
■ ハイブリッドセラミックのメリット、デメリット

あなたの歯を守るためのQ & A

［コラム］噛み合わせ・根管治療・サプリメント

あなたが幸せになるための習慣チェックリスト

おわりに

プロフィール

磯部知巳

1962年東京都出身
1981年東京都立日比谷高等学校卒業
1987年東京歯科大学歯学部卒業　歯科医師国家試験合格　歯科医師
1990年東京医科歯科大学口腔外科学専攻科修了
1996年東京医科歯科大学大学院博士課程修了　学位取得　歯学博士
臨床医として、大学付属病院で西洋医学を中心とした
ゴールデンスタンダードの診療を行う。
研究員として、主にエイジングの基礎的研究を行う。論文多数

［代表論文］
A Simple Assay Method for Bacterial Binding to Glycosphingolipids on a Polyvinylidene Difluoride Membrane after Thin-Layer Chromatography Blotting and in SituMass Spectrometric Analysis of the LigandsTomomi Isobe, Masaharu Naiki, Shizuo Handa, Takao TakiVol.236 No.1 35-40 1996 Analytical Biochemistry　（Netherlands）

その後、一般臨床を通して、細分化された診療体系を統合し、全身から歯科を診る方向性を目指す。
2005年横浜市にてデンタルライフクリニック（歯科医院）開設西洋医学と東洋医学を統合し生命力を向上させるための歯科治療を行う。
2012年日本老年歯科医学会　認定医　指導医　専門医　咀嚼機能の回復を図り、元気と若さを取り戻す治療に粋を極める
2012年気経絡調整師　資格取得
2013年日本バイディジタルO-リングテスト医学会　認定医
人生のさらなる進歩発展を求め、「美と健康」を追及する歯科診療を行っている。

◎ デンタルライフクリニック
http://www.dental-life-clinic.com/

先生、先生、歯がキレイだと人生もうまくいくのですか？

解説

虫歯がなくても…知らないうちに歯周病が進行することも

「めんどくさい」からこそ先延ばしにするな！

歯をキレイに保てば楽しい時に思い切り笑える

目次

プロフィール

磯部知巳

虫歯がなくても…知らないうちに歯周病が進行することも

「めんどくさい」からこそ先延ばしにするな！

歯をキレイに保てば楽しい時に思い切り笑える

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磯部 知巳

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