- 書籍情報
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頭のよさとは
「ヤマを張る技術」のことである -
定価: 1,300円+税
著者: 鬼頭 政人
出版社: KADOKAWA/中経出版
ISBN-10: 4046009071
ISBN-13: 978-4046009074 - amazonでみる
- 目次
- 1 「ヤマ張り」が合格への最短ルート
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(「勉強が苦手」でも関係ない!
すべての試験は「出るところ」が決まっている ほか) - 2 出題者を知れば、「ヤマ」が見えてくる
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(「誰が問題をつくるか」を知る
出題者の「弱み」を握れ! ほか) - 3 最強の参考書「過去問」をやり尽くす
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(過去問は最低で20年分解く!!
過去問は「5度見」する ほか) - 4 「試験形式」と「出題サイクル」からヤマを張る
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(「ヤマ」を見つける2つの視点
試験形式を見破る(1)―択一式試験 択一式の難易度には4つのレベルがある ほか) - 5 最速で合格する「ヤマ」の登り方
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(ヤマを攻略するための3つのポイント
1日ごとに勉強計画を立てる ほか)
学生時代だけでなく、社会人になっても試験を受ける機会はあります。それまでの自分の努力をぶつける場なので、気合いを入れて勉強している人も多いはず。しかし、それでも上手くいかないのが試験。まったくノーマークだった箇所から出題があったり、浅く広く勉強していたがゆえに応用問題に対応できなかったり…。
では、難関といわれる試験を通り越してきた人たちはどのような勉強をしているのでしょうか。
資格スクエア代表の鬼頭政人さんは開成中学、東京大学、そして司法試験と、超難関試験を通過、さらに日商簿記1級やTOEIC900点超などの資格も持っています。
弁護士、投資ファンドを経て今は自分で資格試験のオンラインビジネス「資格スクエア」を起業されている鬼頭さん。その華々しい経歴を聞くと「とんでもない秀才なのだろう」と思うかもしれませんが、本人はそれを否定します。そして、「合理的にテストに出る『ヤマ』を張っているだけ」だと述べるのです。
今回は鬼頭さんの著書『頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである』(KADOKAWA 中経出版/刊)からヤマを張るための方法を少しご紹介しましょう。
■ どうして「ヤマを張る」べきなのか?
「ヤマを張る」というと、どうしても「勘に頼る」というイメージがついてきますが、この本で書かれているヤマの張り方は勘ではなく、出題される可能性が高いものを合理的に選んで重点的に勉強するという方法です。
例えば、鬼頭さんは「試験で出題される問題の8割は、全体の出題範囲の2割から出題されている」と言うのですが、その「2割」とは「基本的な事項」であると言います。実は基本ができていないから問題が解けないということも多くあるのです。
■ まずはいきなり過去問を「読む」ことからはじめる
さて、ここからは具体的な勉強法について少しご紹介していきます。
鬼頭さんが真っ先に挙げているのが、「過去問を読む」ということ。しかも、過去問の問題部分だけではなく、解答、解説まですべて読んでしまいます。これは、過去にどういう問題が出題されてきたのか、どんなレベルで出題されているかを把握するために行うもの。つまり、ここでよく出される問題が、2割の「基本的な事項」にあたるのです。
また、過去問以外に試験制度を理解することも重要。試験日はいつか、配点はどうなっているのか、試験時間はどのくらいかなどを頭に入れることで、勉強計画の作成につなげることができます。
本書は「出題者の分析」「過去問の分析」「試験形式と出題サイクルの分析」「ヤマの勉強の仕方」という流れで進んでいきます。勘や運に頼るのではなく、合理的に勉強する方法を教えてくれる点が、本書の一番の特徴です。また、過去問の分析にここまで多くの頁を割いている書籍は他に類をみません。
鬼頭さんはもともと投資ファンドに在籍していた経験があり、そのエッセンスが全体に散りばめられています。時間がない中で効率よく勉強したい人、今やっている勉強法がなかなか合わないという人はきっと参考になるはずです。
(新刊JP編集部)
1981年生まれ。開成中学、開成高校を特別優等の成績(10段階評価で平均評点9.0以上)で卒業後、東京大学文科1類(法学部)に現役で合格。同大学法学部卒業後、慶應義塾大学法科大学院に現役で進学し、同大学院在学中に司法試験に一発合格。 司法修習を経て都内法律事務所に弁護士として勤務。ベンチャー企業を多面的に支援したいと考え投資ファンドに転籍したあと、「誇りをもって働く人を増やしたい」という思いから、2013年12月に資格試験対策をオンラインで提供する「資格スクエア」を創業