だれかに話したくなる本の話

清原和博はいかにしてスター選手として駆け上がっていったのか

ンクーバーオリンピックへの期待で賑わうなか、2月1日にひっそりと(?)キャンプインしたプロ野球。
 昨年はWBCもあり、この時期から大いに盛り上がったが、今年はオリンピック以外にも低迷するサッカー日本代表や朝青龍問題などの話題に隠れがち。しかし、そんな中でも選手達は優勝を目指し、日々汗を流している。

 そんなキャンプの最中、あの男が宮崎・南郷キャンプを行っている埼玉西武ライオンズを訪れたことが話題になった。
 「番長」こと「清原和博」だ。
 腎臓疾患などの疑いで昨年末に1カ月近く入院するなど体調を崩していたようだが、久しぶりに公の場で元気な姿を見せた。

 清原氏といえば、高校時代は名門PL学園で桑田真澄氏と共にKKコンビと呼ばれ、高校野球史に名を残す活躍をした“スター”だ。
 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(ダイヤモンド社)の著者・岩崎夏海氏も、高校野球のベストゲームとして清原・桑田を擁するPL学園(大阪府代表)を取手二高(茨城県代表)が破った試合をあげている通り、当時のKKコンビのインパクトは凄まじいものであった。(岩崎氏のインタビューはこちらから
 その後のプロ野球での活躍は周知の通り。同氏が“スター”であったことに異論のある人はいないだろう。

 そんな彼がいかにしてスター選手となり、そしてスター選手として苦しんできたのか、清原氏にまつわる本から窺い知ることができる。
 幻冬舎から出版されている『男道』は2009年1月に出版され、2009年上半期の書籍ベストセラー(トーハン調べ)で9位にランクインするほどのヒットとなったが、そこにはスターとしての、そして人間としての清原和博のありのままの姿が映し出されている。

 他にも『反骨心』(角川書店)、『清原和博 魂の言葉』(ぴあ)、『清原和博 番長伝説 1985~2008 『FRIDAY』が追い続けた24年間』(FRIDAY編集部/編、講談社)など、多くの「清原本」が出版されており、いずれも「スターとは何か」を教えてくれる。

 実力だけがモノを言う過酷な世界で、時にブーイングを浴びても野球を続け、結果を出してきた清原氏。ビジネスパーソンも彼の精神力に学ぶところはあるのではないか。
(新刊JP編集部/田中規裕)