だれかに話したくなる本の話

凄腕営業マンが仕事の「やりがい」に気づいた瞬間

『最高に「生きがい」のある仕事』(石田行司著、幻冬舎刊)

「人生100年時代」といわれるようになり、同時に定年が延びて仕事をする期間が長くなっている今、「仕事をいかにやりがいと喜びを感じられるものにするか」は人生そのものの充実度をこれまで以上に左右するようになっている。

ただ、仕事にやりがいや喜びを感じている人は、決して多くはないのが実情のようだ。リクルートキャリアが2013年から2019年に行った調査によると、働くうえで「働く喜び」が必要だと感じている人が8割を超えている一方で、「働く喜び」を感じている人は4割程度にとどまっている。求めてはいるが、なかなか手に入らないというのが仕事におけるやりがいや充実感の実態なのだろう。

最高に「生きがい」のある仕事

最高に「生きがい」のある仕事

「不」の付くことを解消し、感謝を集めれば集めるほど収入はアップしていく。必要なのは、ニーズの発見―。大手製薬会社のトップセールスマンから脱サラし、競合ひしめく薬局業界で再出発。全国数百店舗の提携薬局を展開する経営者が理想の仕事で成功するまでの軌跡。