だれかに話したくなる本の話

『1Q84』は外国人にどれほど認知されているのか?

昨年発売され、大ベストセラーとなった『1Q84』のBOOK3が今日発売された。
 初版50万部、事前増刷20万部、そしてさらに10万部増刷と、出版不況どこ吹く風という勢いだ。

 しかし、この『1Q84』、日本では大人気だが、日本に来ている外国人の皆さんはどれくらいご存じなのかしら?
 そんな疑問を持った我々新刊JP編集部は、外国人が集う街、六本木で聞き込み調査を行った。

 さて、結果やいかに!?


◇ ◇ ◇

 夜の六本木は噂に違わず道行く人は外国人が多い。
 そしてこれだけ日本で売れている本だ。
 
「『1Q84』だろ?最高にクールだよなあ、ヒャッホー!」
 
 みたいなことを言う奴もいるに違いない。



 手始めに、六本木駅方面から歩いてきた白人に『これ、日本でメチャクチャ売れてる本なんだけど知ってる?』みたいなことを聞いてみたが『しらね』と一言残してスタスタ言ってしまった。あ、あれっ?

 そしてその後も
 『知ってる?』『知らん』

 
 『めちゃめちゃ売れてるんだけど…』『わがんね』


 と全く知っている人を発見することはできず。
 旅行者だけでなく、キャバクラの客引き黒人にも聞いてみたが知っている人はゼロ。
 なんだこれは…。

 終電の時間まで15人にアタックしたが、まさかの外国人知名度ゼロという結果に終わった。

 まあ去年出たばかりの本だし、まだ世界的には浸透していないのかも知れないね。
 そんなこんなで、巷のお祭り騒ぎに水を注すような結果になってしまったが、

 
 まあそのうち認知されるでしょう。

 
 と楽観視した我々は帰宅。

 「面白い本だから読んでみてね!」(早速発売日に買った金井)
(新刊JP編集部/山田洋介)