だれかに話したくなる本の話

オス同士のペンギンカップルが家族をつくる絵本 米英で話題呼ぶ

ット出版から刊行されている『タンタンタンゴはパパふたり』(原題:And Tango Makes Three、ジャスティン・リチャードソン&ピーター・パーネル/著、ヘンリー・コール/絵、尾辻かな子・前田和男/訳、税込価格1575円)が海外で話題を呼んでいる。

 たまごのかわりに石をあたため続けるオス同士のペンギンのカップル、ロイとシロ。見かねた飼育員が本物のたまごを彼らの巣に入れてあげる。そして、たまごから生まれたタンゴと、ロイ、シロの3羽は家族をつくる。本書はアメリカのセントラルパーク動物園であった実話を元にした絵本だ。
 この絵本が、アメリカとイギリスで話題を呼んでいる。
 アメリカでは、米国図書館協会が2007年、図書館や学校に寄せられた書籍に対する苦情が最も多かった書籍として、この『And Tango Makes Three』が2年連続でトップだったと発表したとCNNが報じた。
 一方、GAY JAPAN NEWSよれば、イギリスでは、同性愛への理解を深めるため、4歳から11歳の就学児童の教育プロジェクトである「No Outsider プロジェクト」のテキストに本書を採用しているという。
 また、アメリカでも2006年に米国図書館協会の「Notable Children’s Book(注目の児童書)」に選ばれている。

 アメリカで2005年に刊行されて以来、さまざまな批判や賞賛を浴びてきた本書。邦訳版である『タンタンタンゴはパパふたり』は4月16日に刊行されたばかり。今年、注目すべき絵本だ。