だれかに話したくなる本の話

ミステリーが読みたいと思ったときは「このミス」で!―『このミステリ−がすごい! 〈2009年版〉』

毎年12月頃になると、「このミス○位!」という帯のついた本が平積みされているのを本屋で見かけたことはないだろうか。

 本書は2008年でもっとも面白かったミステリー・エンターテインメント本を、投票で選び、国内編・海外編に分け、ランキング形式で紹介している。
 ランキングの他にも、人気作家53名による書き下ろしエッセイ、映画・ドラマ化もされた『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)で大人気の海堂尊氏による書き下ろし作品「青空迷宮」、4人の書評家による話題のベストセラー作品から業界のウラ話まで語りつくす「このミス座談会2008」など特集ページも豪華な内容となっている。
 また278作品の応募の中から選ばれた「第7回このミステリーがすごい!」の大賞作品発表もあり近い将来大人気になるかもしれない新人作家もチェックできる。

 どの本が面白いのか? どの作家が今人気なのか? 本屋で迷ってしまったとき、きっとあなたの心強い、味方となるだろう。また、価格も500円と手軽に手に入れやすく、ガイド本としては最適な1冊だ。
(新刊JPニュース編集部)

◆『このミステリーがすごい! 〈2009年版〉 ― 2008年のミステリー&エンターテインメントベスト』
出版社:宝島社
価格(税込み):499円
発売中