だれかに話したくなる本の話

文學界新人賞にイラン人女性、シリン・ネザマフィさん「白い紙」

第108回文學界新人賞(主催/文藝春秋)が14日発表され、イラン人女性のシリン・ネザマフィさんの「白い紙」に決定した。賞金は50万円。この作品は5月7日に発売される『文学界6月号』に掲載される。

 ネザマフィさんはイラン出身の女性小説家。神戸大学大学院修了後、日本で就職。会社勤めをしながら、小説を執筆している。大学院在学中の2006年に、「サラム」で留学生による日本語文学の新人賞「留学生文学賞」を受賞した経歴をもつ。

 文学界新人賞は文藝春秋による公募の新人賞。これまで現東京都知事の石原慎太郎氏や片山恭一氏などが受賞している。外国人での受賞は2007年の楊逸さん以来2人目。
(新刊JPニュース編集部)