だれかに話したくなる本の話

第7回『このミステリーがすごい!』大賞は青春ミステリーと正統派サスペンスのダブル受賞

宝島社他3社が主催する『このミステリーがすごい!』大賞の第7回受賞作が9月24日、発表され、大賞に山下貴光さんの『屋上ミサイル』と柚月(ゆづき)裕子さんの「臨床真理」が選ばれた。ダブル受賞のため、賞金の1200万円は600万円ずつ均等に両者に分配される。
 山下貴光さんの「屋上ミサイル」は、校舎の屋上を愛する“屋上部”を結成した主人公たちが、屋上の平和を守るなかで様々な事件に遭遇する青春ミステリーだ。巧妙な伏線で楽しませるストーリー展開が評価されての大賞受賞となった。一方、柚月裕子さんの「臨床真理」は、ある少女の自殺を発端に、臨床心理士である主人公がその真相に迫っていく本格派サスペンス。選考委員である書評家の吉野仁さんは「新人とは思えない筆力だ」と絶賛する。両作品ともに来年1月に書籍化される予定。
 『このミステリーがすごい!』大賞は宝島社、NECビッグローブ株式会社、メモリーテック株式会社の3社が主催するミステリー&エンターテインメント文芸作品の新人賞で、今年で7回目となる。これまでの主な大賞受賞作品は海堂尊さんの「チーム・バチスタの栄光」(第4回)、拓未(たくみ)司さんの「禁断のパンダ」(第6回)など。
(新刊JPニュース編集部)