だれかに話したくなる本の話

アドラー心理学にハマって離婚危機に!? 実践して大失敗しちゃった人たちの悲痛な叫び

「ほんと、アドラー心理学とかありえないですよ!」

恨み節で記者に語ってくれたのは、墨田区在住の専業主婦・永田亜津子さん(仮名・36歳)。ベストセラーとなった『嫌われる勇気』でアドラー心理学と出会いさっそく実践した結果、夫婦生活が破たんする悲劇に至ったという。

永田さん:「夫は私より10歳も年上なのに、子どもが居ないからか私に甘えてくるようなところがあったんですよね。まあ私が褒めることで仕事を頑張ってくれるならと思って、小さなことでもなるべく褒めてあげるように努力していたんですけど、それもだんだん苦痛になってきてしまって……」

◆アドラーは「褒める」ことを否定している

永田さん:「アドラーは、“褒めることは相手を見下すことになるから褒めてはいけない”って言っていますよね。だから私も夫を褒めることを止めたんです。私も“何か褒めてあげなきゃ”っていう息苦しさから解放されるし、夫にも甘えん坊な性格を直してもらいたかったですし」

確かにアドラー心理学では「褒める」ことを否定している。理由は、褒めることは相手の自律を阻害し、承認欲求を満たす行動ばかりする人格にさせてしまうからだ。また「褒める」という行為そのものが、相手を自分の都合の良いようにコントロールしようとする上から目線の行為だとも指摘している。

◆褒めることを止めた、その後の夫婦関係は……。

永田さん:「でも私の思いは伝わらなかったみたいで、だんだん会話が減っていきました。そのうち『もう俺に興味がなくなったのか?!』なんていうので、売り言葉に買い言葉で『私から褒めてもらえないと仕事もロクにできないのか』って言ってやったんです。そうしたら大きなため息をついて、『しばらく距離を置こう』と言って家を出て行ってしまいました。これって私が大人気なかったんですかね……」