これは納得するしかない。婚活で「モテる人」と「モテない人」の差とは
■婚活がうまく人はこんな人だった!
――大西さんが現在のお仕事をされているきっかけを教えて下さい。
大西:きっかけは今の夫との出会いです。2009年当時、私はバツイチで、小売業で月商300万から500万円ほど稼いでいて金銭的にはとても成功していたのですが、「誰も私のことを手放しで喜んでくれる家族はいないんだ」と孤独を感じていました。
そこで今の夫と出会って、交際が始まり、「うわー相手がいるってこんなに幸せなんだなぁ」と確信しました。孤独感が消えれば、仕事へのバイタリティも高まりますし、毎日が充実することがわかりました。
「パートナーがいるって本当に素敵なこと」と思い、私はこれを仕事にしたいとすごく思いました。この思いが今も変わらず仕事へのモチベーションにつながっています。
――結婚相談所に来て、すんなり結婚できる人に共通する特徴を教えて下さい。
大西:答えは一つです。こちらのアドバイスを素直に受け取ってくれて、さらにフィードバックをくれる人です。ポイントは「フィードバック」です。言うことを聞くだけではだめです。
人によって、結婚に至りにくい理由はまちまちです。何かをやり過ぎていることもあれば、何かをやらなさすぎていることもあります。その度が過ぎていき、無自覚のうちに婚活相手に嫌われるケースがほとんどなので、人の意見を聞き入れる作業が必要になります。
一方で、先ほどお伝えしたとおり、言うことを聞くだけでは十分ではありません。
もちろん、アドバイスを素直に受け取っていただけると、解決は早いです。ただ、人によっては無理をしてしまってかえってその人らしさを失う人もいます。そうなる前に「こうすると私は無理が出てしまいます」とフィードバックをくれると、こちらはさらに改善策を考えられます。
だから、素直なだけではなく、フィードバックをくれる人は結婚が決まりやすいですね。
――恋愛・結婚のアドバイスをする際に気を付けていることは?
大西:人格否定と、その人の人格を変えようとしないことです。世の中には完璧な人間なんて誰一人いません。それなのに、婚活となると、素晴らしい人にならなければ結婚できないかのように、つい思い込んでしまう人が多いです。
だから、意図的にその人の良いところ、魅力的なところを何度も何度もその場で繰り返してお伝えするようにしています。
アドバイスによってお客様から自信を奪わないようにする、これが最も私が気をつけていることです。
――本書をどのような人に読んでほしいとお考えですか?
大西:まずは婚活という文字を見るのも嫌なぐらいに婚活に疲れた人。次に、自分が好きない相手には全く振り向かれないのに、どうでもいい人には好かれる人にも読んでほしいですね。
また、結婚したいけれども、婚活をしたくないという人、子どもが産める間に結婚相手を見つけたいと思っているアラフォー世代の女性。あとは、「なんでこんなに女性に断られるんだろう」とお見合いで惨敗を期している男性にもぜひご一読いただきたいです(笑)
(了)