だれかに話したくなる本の話

都心の通勤ラッシュ 最も遅延の少ない路線は?

東京都心の通勤電車って本当にイライラしますよね。

「あつい・きつい・くさい」の三重苦なうえに、ほぼ毎日どこかしらで遅延しては、その影響が各線に及びます。スシ詰め状態のまま動けない車両の中で、会社や打ち合わせ先への遅刻連絡をするやるせなさは味わった人にしかわからないでしょう。

都心で毎朝繰り広げられるこの修羅場ですが、せめて定刻通りに電車が運行してくれれば不快さも軽減するというもの。では、朝のラッシュ時に一番遅延が少ない路線はどこなのでしょうか。

■郊外からきた電車が都心で遅れる理由

首都圏を走る鉄道を様々なテーマで比較する『沿線格差 首都圏鉄道路線の知られざる通信簿』(首都圏鉄道路線研究会著、SBクリエイティブ刊)によると、現在JR、私鉄各線ともに、「定刻率(時刻表通りに電車が運行する確率)は公表していません。

しかし、10分以上遅れた場合に発行される遅延証明書の発行状況を見れば、ある程度のことはわかりそうです。2013年11月の一カ月に限ると、この間東京メトロ半蔵門線は毎日遅延証明書を発行していました。

次いで多かったのは、一カ月の90%で遅延していたJR山手線、この他にも、京浜東北線、中央線、東海道線、横須賀線、宇都宮線、高崎線、総武線、埼京線が80%以上、東京メトロも半蔵門線以外に東西線、千代田線、南北線、副都心線が70%以上の日に遅延証明書を発行していました。

当たり前の話ですが、東京を走る電車のほとんどは郊外と都心をつなぐものです。東京メトロにしても、多くは郊外を走る私鉄との相互乗り入れをしています。

朝の時間はどの駅も混雑しますから、郊外を発車した電車がラッシュアワーの中で少しずつ定刻から遅れはじめ、圧倒的に利用者の多くなる都心部で決定的に遅れ、遅延証明書が発行される。朝の遅延にはこんな流れがあるようです。

沿線格差 首都圏鉄道路線の知られざる通信簿

沿線格差 首都圏鉄道路線の知られざる通信簿

自分が使っている路線はどうでしょう?