だれかに話したくなる本の話

2045年、労働者は全人口の1割程度の可能性も 人工知能は経済をどう変える?

『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』(文藝春秋刊)

人工知能(AI)の議論が上がると、まずは「自分の仕事が奪われるんじゃないか」ということを思うのではないか。

事実、自動運転車やAIを搭載したドローンによる配送はタクシーやトラック運転手などの失業を招く可能性があるだろう。また、スーパーのレジ係やホテルのフロント係といった仕事が消えるのではとも言われているし、最近では、ニュースメディアでも人工知能が導入されている。

実際のところ、現代に至るまで様々な仕事が技術的進歩によってなくなってきた。20世紀初頭には経済学者のケインズが「技術的失業」という言葉を使って、警鐘を鳴らしている。

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

人工知能の進化によってやってくる私たちの未来を気鋭の経済学者が語る。